日曜日というのに、昼から会社へ。あたしがいない間に溜まった処理をこつこつ行う。
なぜか、いない時に限って、あたしにしか分からないプリントアウトやらデータの処理が舞い込むのだ。
邪魔な電話が入らなかったり、来客も少なかったりで、結構この時間は好きなのだが、昼飯を食べるところが全くないのが悲しい。そこで、自宅前のそば屋、尾張屋さんで腹ごしらえをして午後出勤。
しかし、こういう時に限ってトラブルはやって来る。コンピュータを起動していくと、あたしのメインマシンのそれもメインのハードディスクが、からんコロン言ってる。メインの1テラのサーバの空き容量が70GB程度になっているのに気がつく。スマートシャープをかけると、買ったばかりのUPSが過負荷を叫び、ブザーが鳴る。
マシンはすぐに復旧したが、保存容量はどうにもならない。結局、個人用のRAID51 TBを追加購入する事になる。これで決定的に過負荷が決まるので、UPSも一台追加購入。
そうそう、最近私のスタジオではUPSを三台入れ替えた。去年にバッテリーを載せ換えたUPSが、一年で悲鳴を上げ始めたのだ。メーカーに問い合わせると、UPS自体の寿命はせいぜい5~6年だという。(知ってました?)あたしはかなり始めのころに購入していたので、長いもので8年、直近でも3年は経っていた。ということでもっとも古い種類をまとめて買い替えたのだ。今回のヤツはAPCのSmart UPS 500。これは電圧不足や、過電圧でも100V近辺にバランスしてくれるもの。ちょっと高いが、ふるいビルでは重要な事のような気がする。ちなみにAPCでは古い機種を送り返すと、2000円のセンドバックサービスをやっていたので、少しうれしい。
その後、例により、こつこつ仕事をし、今日は珍しく7時ころに帰れそうだ。
Monthly Archives: 11月 2005
あたしの帽子
土曜日は疲れ切って起きられない。やっと午後になって起き出し、私のガールフレンド、根岸さんや森さんのグループ展を見に行く。運良く皆と合流でき、いつもの通り、飲みに出かける。とはいってもメンバーの半分は飲酒不可。あたしと根岸さん、新人の女の子の三人でひたすら飲み、焼き、食っている。今日は皆バてばてらしく、珍しく11時前に御開となった。
ま、飲み会の話題はともかく、展示されている人形がすごい。何がすごいって、その仕上がり、センス、バランス…。根津の小さな雑貨屋さんに置いておくのはあまりにもったいない。何かもっと大きな、というか多くの方の目に留まるようなところに置きたいとあたしの女房がしきりに言っておった。あたしも同感。(別にその雑貨屋が悪いというわけではない。ただ、来店してくださる方の数が…ということで、あたしもその雑貨屋は気に入っており、行くたんびに何か見つけては購入しているのだ。
こういった才能のある人を見つけることができるのはうれしいことだ。でも、その才能を伸ばすというのは多くの目に触れる、ということにつながるのではないだろうか?その辺りに実力の無いあたしは、せっかくこんなもの(人)を見つけたのに…と悲しくもなる。もっとも本人はそんなあたしたちの言葉は何処吹く風で、好きなモンを好きなだけ作ってと自然体だ。
最近あたしは帽子をかぶることが増えている。実はこの帽子はその森さんという彼女が作ってくれるもので特別あつらえ。坊主にしてから、冬場がつらかったのだが、これで何とかしのいでいけそうだ。
札幌二日目
初日が明けた。Nikon D200の全国ツアーの開催となる。
10時に最終チェックを行い、全てのデモカメラのホワイトバランスをプリセット使用としたとき。
そこでお待ちかねのトラブルが起こった。
4灯のHMIの内一灯が発光しない。急きょ、ライティングを変更し、3灯ライトに変更。
以外と結果が良かったので、これをベースに、代替の一灯を待つことに。
すでにお客さんがすでに40人以上待っている。あたふたと準備を済ませ、ホワイトバランスを取り、客入りとなる。
最初ははらはらして見ていたが、何とか無事にきれいなプリントが出ている。良かった良かった。
あたしはお昼をご馳走になり、さっさと撤収。羽田に向かう。
途中 若くして死んでしまった鎌田の友人の家に久しぶりに線香を上げに行く。夕飯時にお邪魔してしまったので、成り行きですき焼きをご馳走になってしまった。彼の娘は来年大学生になるそうだ。あたしたちが出会ったのも確か学生になったばかりだった。
本日の写真はD200の骸骨。というか重さの秘密はこれだ!というとこ。
Nikon D200
今日は札幌。
飛行機の中ならすでに消えない雪が見えた。
かなり寒いと覚悟していたが、おりてみるとかなり暖かい。
札幌のお兄ちゃん、山田氏と落ちあい、お昼を市場のすし屋でご馳走になる。
その後、新年のセミナーの打ち合わせと、彼の壮大な事業計画、というか人生計画を拝聴し、ちょっと当てられぎみ。
こんな人生を設計し、送っている人が身近にいると思うと、その知り合いである自分もまんざらではない気がしてくるのが不思議だ。
この内容は、5年したら、あ、そうだったのかと皆思うかもしれない。
そうそう、来年にも話題になる何も知れない話を含めて…。
なぜ札幌にいるかというと、ニコンD200の全国ツアーの皮切りが札幌で、そのお手伝いにきているのだ。
別にセミナーを行うわけでも無いし、あたしが特別に撮影したデータを大野橋に飾る分けでもない。お客様に、データを持ち帰っていただくために、モデルさんを撮影する会場のライティングを行うライトマンとして参加している。
ヨーロッパでは当然のライトマン、なぜか日本はカメラマンが全てを行う。それだけ日本人は、個人個人がスーパースターでないと仕事ができないという環境もあるのだろう。
久しぶりに露出計を持って、ステージの上のEV値を測光する。あたしが35mmタイプをデジタルに移行して、6年。それ以来の露出計の活躍だ。
何しろ、12EVの光量を確保し、常に6~8人のお客様が同時に撮影し、それでも問題がないようなライティングを、という依頼なので、まるでTVスタジオのようなライティングになってしまった。それでも仕事をしているふりはしなければならない。デジカメって、撮影してみれば、答えは出るのだが、露出計を意味あり気に振り回してみると、それなりにありがたく思えるのではないか、というあたしの思惑。しかし、あに図らんや、実感したのは、測光してみると、結構面白い事がよく分かるということだった。露出計の出番はまだまだあるようだ。
ここでいちいち書けるわけではないが、露出の許容範囲というものが数値で出てくるのだ。平均的に、何処のポジションから撮影しても、充分に行けるライティングを作る(それも決められた電気容量の中で)という仕事は、なかなかやりがいがあるものだった、結果的にはあたしは絶対にこんなライティングはしないな、というもんではあったが、さまざまな要求を満足させると、こういった答えが導き出せるという、とても貴重な体験だ。
今回アップしている写真は、その中の最後セッティングになる一枚。背景が黒で、モデルの衣装が白。しかも正面側からしかライトを入れることができない。おまけにシアンからパープルにかけてのグラデーションカラーが存在するというデジタルカメラ泣かせのシチュエーションの中で、それなりに健闘していると思う。写真のできとしては、論外だが…、不思議なパース間を醸し出す背景とモデルの衣装、メークの奇抜さに救われ、それなりの写真が楽しめるようになっているはず…。
これから、このイベントは名古屋、大阪、東京、そして仙台福岡と各会場をを回る。未だあたしはD200 のレポートを書けないでいるが、そんなものを見るより、実物は一見に如かず。ぜひ、会場に来て撮影してみてください。きっと衝撃を受けるはず…。
モデルさんは、会場で違うけどね。
ベンタとは
正しくはBENTと書く。写真のようなもので大きなプラスチックの水槽のようなボックスに水を入れ、それに櫛の歯状の円盤を沈めて回転させ、水と空気の臨界面積を大きくして、そこにファンで部屋の空気を送り付ける。水蒸気の蒸発を促進させついでに室内の細かい埃やタバコの臭みなどを取り除こうという仕掛けのもの。気温と室内の湿度の飽和度に応じて蒸発する為、湿度の高い時はほとんど加湿せず、湿度の高い時には一日で水がからになるほど加湿するというのは確かに理にかなっている。通常のエアクリーナーでは除去できないタバコの脂もかなり除去してくれる。水フィルタの一種となるので、においまで取ってくれるのがありがたい。
メンテナンスの基本は毎日水を注ぎ足しすればいのだが、それではすぐに水が腐ってしまう。やはり前取っ換えした方がいいようだ。水の腐敗を防ぎ、抗菌効果のある薬品を同時に使用するのが、理想のようだが、それでは水に吸い込まれた汚れがどんどんタンク内にたまってしまうので、どうも気持ちが悪く、毎日新鮮な水と交換することに決めた。(青の薬品結構高いんで、これを使用し出すとランニングコストがかなり上がってしまうんだもの)
ところでこのベンタの心臓部、櫛の歯状の円盤だが、これが実に掃除しにくい。これを掃除する専用の薬品もあるのだが、これがまた高価ときている。その為、最近は電解水で洗浄するようになった。この電解水、あたしが持っているヤツでは一回にコップ一杯分しか生成できない。その為、ベンタのお掃除の日は半日近く電解水を作り続けル必要がある。どうも理不尽な気がして、これを洗浄する為に、高圧洗浄器が欲しくなった、ということだ。
電解水生成機にしても、ネットで8,000位で購入したものだ。これまでに10回くらいは使用し、一回につき3リットルくらいは作っているので、元は取っているはずだが、何だかだまされている、というか思うつぼにはまっているような気がする…。
スタジオに2台、自宅に1台のベンタを飼っており、毎日水を交換している。おかげでタバコのにおいや、獣(“ぺこ”のことだけど)のにおい、乾燥した日など出も結構快適に暮らせる。あたしはタバコは吸うが、あの臭いのたまった状態は好きではない。
一見便利な生活と一見不便な生活、だけどトータルすると…この差はどうやったら測定できるのだろう?その便利はが実はエントロピーの法則で実は大差ないとなった時に、絶対一見便利な生活の方がお金がかかるに違いない。実は高圧洗浄器が欲しいというのも、結局はベンタに投入する薬品類を惜しむからだ。(もっともその効果が疑わしい、あるいは薬品は汚れを除去するわけではない、洗浄液もすっかりはきれいにならないというその他の理由もあるのだが)
永嶋氏セミナーに乱入
今日のセミナーにも乱入者があった。なんとPhotoshopの王者永嶋氏。単にお貸ししたものを返却しにきてくださっただけなのだが、セミナー受講者がこれを見逃すはずがない。早速その場でPhotoshop CS2のチップスを披露していただくことになった。あまりに突然だったので、本日のお題はバニシングポイント。それも自分の作例でなく、あたしが使用している作例を使った作業だったので、かなりやりにくそうだった。
とまれ、永嶋さん、飛び入りありがとうございました。特に本日はカラーマネージメント絡みのお話ばかりで息が詰まりそうになるところ、良いブレイクになったようです。
いつもは6時ころには皆さん終了してしまうのだけども、今日はあたしが追加のセルフポートレィト(アートブックに出すヤツ)を撮る準備を始めたもので、皆さんお手伝いしてくださった。というわけでついでにセミナー受講者のポートレイトも撮影させてもらい、アートブックに参加してもらうこととした。(これで水増し??)
話は戻るが、永嶋さんは試しに使用したケルヒャーをいたくお気に入りの様子で、ネットオークションで大型のヤツをかなり安値で競り落としたらしい。ケルヒャーは大きさがあった方が強力なので、正解だと思う。そんな方法があるのなら、あたしもそうすれば良かった。でも今は高圧水流で洗浄するタイプのものを欲しくなってきたので、それをオークションで探してみようと思う。
なんのためにそれが必要かというと、「ベンタ」を掃除する為なのだ。何だか最近、このての機械が身の回りに増殖している。最初がバポラーマというボイラー型のアイロン。次がベンタで水を使った空気清浄、加湿器。次がケルヒャーで高温、高圧による掃除機。そして今欲しいのが高圧洗浄器。何だかだまされているような気がしてきた。
え?「ベンタ」って知らない?
それでは明日の日記でベンタを解説しましょう。
明日をお楽しみに!
ねこの気持ち
この日記にはレスが付けられない。自分でももったいないと思うときがある。
でもレスが付いたらまたそれに反応しなくてはいけなくなる。それも面倒だ。
でもあたしはきっと反応してしまう。死ぬ程忙しい時期でも…。
それに誤変換をがんがん攻められるのもいやだし…。
そういうわけで、個人的に知り合いか、あたしのメールアドレスを知っている人からしかレスしか付かないのが、この日記「カノッサンの屈辱」のいいところだ。
今まで個人的に突然レスを付けてきたのはインフォーツの笠井さんの奥様から向日葵の日記について。Photoshopの永嶋さんからケルヒャーについて。(ついにテストに借り出された)そして前回の久々のネコねた、“ぺこ”の段ボールハウスについて。このくらいで、デジタル関連、お仕事関連ではいっさいないなあ~。
その中でも最新版がGattoさんから。それは今日の事で、まず「ペコちゃんかわいいですね」、といわれていきなり、肝をぐっとつかまれる。その後「入り口を猫の形にしたのは、笑えました。グッドアイデアです。」と褒められ、すっかりその気になる。そして「うちでも、以前から段ボールハウスは置いていました。もともと段ボール箱が好きで、空き箱があれば、必ず入っていました。」といわれ、そうだよなあ、と思う。
昔、自宅とスタジオが一緒だった頃は、段ボール箱がいっぱいあり、“おかく”や“ぺこ”も薄紙やバッグ類の詰め物が入っている段ボールに良く入っていたものなあ。ひどいときは商品の段ボールに入っていたりして…。これは内緒。
さらに「段ボールハウスの下には、スチレンボードをしいてやっていました。」と続いた。そうだ、そうだ。これは温かいに違いない。このアイディアはいただくとしようと早速今日はスタジオからスチレンボードを持ち帰ることにした…けど忘れてきちゃった。
最後に彼の「段ボールハウスの下にもヒーターを入れてやろうと思って、昨年もうひとつヒーターを買ったのですが、1匹が今年初めに死んでしまったので、新しい方はほとんど使うことなくお蔵入りになりました。」ので、よろしかったら1個差し上げましょうか、と結んであった。ご好意、ほんとにありがたく思います。ただ、感謝。
ただ…これは人間でも、見解の相違があるようだが、ペットヒーターは低温やけどを引き起こす恐れもあるんだそうだ。もっとも、うちの猫たちも、リビングのテーブル下のホットカーペット(家では生意気に「床暖」と呼ばれている)の上でずっと寝ていてもそんなそぶりはいっさいなかった。あたしも猫は自分で熱くなれば出て行くと思っていたが、最近仕入れた知識(このところ購入している猫のきもちという雑誌によると)では電気カーペットでの猫の低温やけどが多く報告されているというのだ。きっと[強め]で使用してそうなったのではないかと思うが、スチレンボードでかなり保温できるのなら、それだけでもいいような気がした。
というわけで、個人的に来たレスに対して日記上でさらにレスをしてしまったけど、Gattoさん、いいよね。スチレンボードのアイディアをありがたくいただきます。ペットヒーターはせっかくですが、遠慮させてください。
今日は昨日のロケの後始末と画像処理。打ち合わせを2本こなして自宅に帰る。自写像が集まらない…。
微熱と“ぺこ”house
Photoshop World 2005 in JAPAN ではしゃぎ過ぎたのはラッセルブラウンだけではなかったようだ。あたしもどうしたものか、朝から体中が痛い。ふらふらしながら会社に行ったが、最低限の仕事だけして、午後の2時ころに自宅に帰ってしまった。何しろ明日は久しぶりに料理撮影のロケがあるのだ。とにかく体調を戻しておかないと…。
そろそろ寒くなり、自宅は一日中暖房が点くようになった。なぜなら、“ぺこ”が居るから。彼女は寒がりなのだが、すぐにはいてしまう癖がある。いったいいくつ布団をダメにした事か。特に高価な羽毛布団などにこれをやられると夫婦で大きなため息と散財を覚悟しなければならなくなってしまうのだ。そこで布団類は全てかたずけてマンションを出ることになる。そうなると“ぺこ”が暖をとれる場所が無くなってしまうので、あたしのうちのエアコンは1年中止まる事がない…。勢い、すごく高い電気代を支払う事になってしまっていた。
そこで一計を案じ、秋葉原の路上生活者を観察すると段ボールでお家を造り、しっかり一冬越しているではないか。(時々G5のお家があったりして…。あれは永嶋さん??)そうだ、マンション内段ボールハウスを造ってあげれば、彼女はそこで暖をとれるに違いない。おまけに逃げ込む場所ができるし、暗いし、狭いし、温かくて大好きだし、吐かれても取り換えればすむ事だし、段ボールはあちこちに転がってるし…。
そしてついにわが家は冬の間の光熱費を圧縮する事に成功しそうだ。これで浄水器を購入できるかもしれない!!。“ぺこ”はマンション内段ボールhouseをすっかり気に入ってくれているようだ。めでたしめでたし。
Photoshop World 2005 in JAPAN 二日目
都内だと小さめのマンション、あたしの故郷、青森県八戸市なら軽く庭と2台分の車庫付きで平屋で3LDKを購入できる金額の(まだるっこしいね)デジタルカメラが並んでいるもので、(もっともバックタイプ4台が特別でそいつらだけで軽く1500万円になってしまう)気が気ではない。そさくさと朝食を済ませ、会場に入ると金田さんがすぐにやってきた。一番気にしているのは金田氏だろう。
今日はいっさいカンファレンスを見る事なく、ひたすら電塾ミニシアターでテキストを売りまくっていた。最も多くの方々が並んでいただいたとき、トイメンのステージではラッセルブラウンのサイン会や握手会をやっていたが、並んだ人間の数ではあたしの方が多かったのだとか…。こんなことでラッセルブラウン氏に勝ってもなんの意味もないのだが、とにかく定価よりも600円ほど安いのが効いたのか、お祭り気分に乗せられてお財布のヒモが緩んでいるのか、87冊を販売できた。(どうしても1冊分計算が合わない。きっとおつりを間違えたのだ)
阿部氏の画像解像度、ヒストグラムの見方、あたしのトーンカーブ、色相・彩度のテーマには黒山の人だかり。さらに湯浅さんの「撮影時に便利な小物」では5~6重に取り囲まれ、全くそこだけが膠着状態になってしまった。100人近くは集まっていたはずだ。
そのうちカメラマンは平均して30パーセント程度(その中には電塾メンバーも混じってるんだから、もっと低いかもしれない)つまり、カメラマン以外のデザイナー、製版などのフォトショッパーがこれだけティップスを欲しがっているのだという事に気がついた。どう見ても総人口はカメラマンよりはるかに多い。という事は環境設定やカラー設定、カラーマネージメントは、こちら側でも思いきり必要とされているのではなかろうか?
ラッセルブラウンやスコットケルビーに触発された永嶋氏はついに自らがG5となってステージに上がった。あの水冷ラジェターの下に「インテル入ってる」のをレイヤーの透明度を駆使してみる事ができたひとはいったい何人いたのだろう??
とまれ、Photoshop World 2005 in JAPAN は滞りなく、しかも大成功のうちに幕を閉じた。私たちもこんな形で参加できるとは思ってもいなかったが、実に楽しい二日間であった。ちなみにはしゃぎすぎたラッセルブラウンはほとんど微熱状態でふらふらだったそうだ。打ち上げでは皆乗りに乗っていた。
来年が楽しみだが、あたしたちにはまだ大勉強会というものがある。今までお祭りだったのが、今回から初心に戻り、大セミナー大会となる。題してノンストップ!究極のデジタルデータ救済講座。これからがんばろう!
Photoshop World初日
日本で初めての開催となるPhotoshop World 2005 in Japan。その初日が始まった。入場者数1500人くらいだろうか?電塾もスピーカーの早川、永嶋の両氏に加え、電塾ミニシアターとして参加することになった。私はカンファレンス全てに申し込んでいたのだが、結局キーノートに参加しただけでミニシアターに張り付きとなった。
出番は一日一回だが、テキストの販売があるので結局いなければならないのだ。
キーノートはラッセルブラウン対ケビンというPhotoshopの伝動したいチャンピオンという戦いになった。手始めの軽いティップスの応酬からかなり詳しいティップスまで4ラウンドにわたり繰り広げられたが、勝負にわいろを持ち込んだラッセルブラウンの反則負けというあっけない結末を迎えた。ひとこと苦言?を呈すると、ラウンド数を掲示する女性がジーパンにTシャツだったこと。これはやはり超ミニか、レオタード、最低でも水着でなくっちゃあ。ざんね~ん。んなこといってるとセクハラで訴えられるかも。
ショウアップされたステージはケビンの紹介ビデオなど、かなり楽しいものだったが、我々日本人の反応が、もう少し「乗り」が足りなかったような気がする。が、回を重ねるにつれてもっとほぐれてくるのではないだろうか?いや、もっと積極的に乗っていきたいものだ。その後、午後からは展示ブースとカンファレンスの開催となり、同時に5カンファレンスが開催され、展示ブースでは電塾ミニシアター、アドビシアターが開催される。
あたしも早川氏、阿部氏らとともに品川プリンスに泊まり込み、何だか合宿気分でうきうきしている。懇親会後、前野氏と合流し、つばめグリル(最近いつもつばめグリルに行ってるなあ)で二次会。部屋に帰り、阿部氏と久しぶりによもやま話をしていると3時を過ぎてしまった。以前はちょくちょくこういった機会があったものだが、最近はお互いにそんなことができにくくなってしまった。