朝9時半までゆっくりと寝かせてもらう。途中、昨日横島さんに進められた、空中庭園の地下にある大正時代を模した食堂街を見学しながら、のんびりと会場に向か得。準備は万端のはずだった。
いざ用意を始めると、ディスプレイに輝度調整が無かったり、プロジェクターの光量が足りなくはっきり見えなかったりで飯を食う暇も無くなった。昨日は夜にセッティングしていたのでこの光量の差に気がつかなかったのだ。それでも何とか見ることのできる環境をやっつけではありけれども作り上げていただき、セミナーを開始した。
約6時間、今回もしゃべりっぱなし。どこまでCMSとCMYK化について理解していただけたか?最も今回はある程度は理解しているかたがたが、多かったような気がする。
帰りの新幹線でやっとこの日始めての食事にありつく。エプソンの唐沢さんとご一緒になり、東京駅に着いたのは23時ころだった。写真は創造社学園のビル。コンピュータ実習の部屋には総勢100台近くのマシンが勢ぞろいする、素晴らしい環境だった。
明日は電塾。何だか仕事をちっともしていないなあ。
Monthly Archives: 2月 2003
異人館
のぞみ、ひかり、を乗り継いで、新神戸に着いた。新機種を手に入れた時の恒例行事である異人館詣でということになる。Nikon D1 、CANON EOS D30、ミノルタディマージュ7Hi、Nikon D1X 、と続いて、今回のCANON EOS 1Dsということになった。同じところで撮影をこれだけ続けると、いいかげんに新鮮さが無くなってしまうのは致し方が無いだろう。
今回は20~35mmF2.8、50mmF1.4、75~300mmISレンズの三本を持っていった。個人的に目玉でテストしたいのは20~35mmF2.8。特に高解像感を要求される写真の周辺部の仕上がりについて検証したかったのだ。ふと思いついてロープウエイでハーブ園にでも行ってみようという気になった。これが大正解。温室の中には壁一面に花で埋め尽くされたアーチがあり、これは絶好のテストの対象になった。
気がつくと思ったよりハーブ園で時間を過ごしたらしく、もう2時を回ってしまっていたので、慌てて異人館に向かう。(やはり山田さんじゃないが、定点観測としてここは押さえておかないと)つい見慣れた風景(とは言え、やはり多少はレイアウトが変わっている)をいつものアングルで撮影していくのだが、シャッタースピードが遅く、しかも私は三脚を使う勇気がないので、かなり怖い。それとこれは想像していたことだが、20~35mmF2.8は超広角ズームなので、同じ室内が変わって見える。最も大きなことは画面に入れたくない立て札や仕切りのロープなどがこれでもかとばかりに入ってくるのだ。
夕方には撮影を完了し、やっとラーメンにありついて、大阪に向かう。創造社学園で明日からのセミナーの準備で、今日は梅田泊まり。横島さん、内田さん、関西のAPAのカメラマンで塚本さんを交え、また深夜までの会談と相成った。
ラーメンの本竃
宮城県と岩手県の県境近く、気仙沼と広田の間くらいに(この二つの町は鹿野家がどちらもすんでいたことのある町なのだが)唐桑半島がある。リアス式の海岸線なので海岸線としての景色はかなり期待できる。さらに、ここにの岩石は日本には珍しく、大理石が大量に含まれている。大理石とそれ以外の部分の侵食の差が激しく、そのせいで普通のリアス式海岸より、さらに複雑な地形を形成しているのだ。
なぜこんなことを書いているのかというと、昨日、ラーメン屋さんの取材で仙台まで行ってきたのだ。撮影が早めに終わったら、唐桑半島まで足を伸ばし、民宿にでも泊まって久々にゆっくり風景でも撮影しようと思っていたのだ。全体の撮影は順調に進んだが、しかし、夕景の撮影に手間取った。日が暮れてなお、形をとらえることのできる絶好のタイミングは17:50ころにやってきたのだ。唐桑まで行く気仙沼線は17:55の発車。タクシーさえ殆どこないバイパス沿いで撮影していたので、今回はあきらめ、すごすごと東京に帰ることにした。当然タクシーは捕まえられず、バスも無く、帰りは岩切駅まで、重い三脚とスタンド、カメラを抱えて歩くはめになった。ま、カメラマンにとって、こんなことは日常茶飯事なのだが。
今回、近くまで行ってしまったことで、久々にこの半島のことを思い出した。いつか行きたい唐桑半島。魚も旨いし、牡蠣は名物。地のカレイなどほっぺたが落ちるという。もう少し暖かくなったら、ナンとしても行ってみたいものだ。
とまれ取材した店は行列ができていて、私も1時間ほど並んだのだが、おいしいラーメンを食べることができた。本竃(ほんかまど)という名前の店だった。そのラーメンの写真を掲載。
札幌のボルゾイ達
すぐにさぼってしまう癖がついてしまった。とは言え、このところBBSの書き込みが詰まってしまっていたので、つい日記まで手が回らなかったのだ。
さて、山田奥様のリクエストにあったグランとケイオスの写真をまとめて公開することにした。お暇な方は
http://homepage.mac.com/handy3/PhotoAlbum1.html
をのぞいてみてください。感激の“久田”も写っています。
実はこれEF75~300ISレンズを使ったのですが、さすがに1/8sはきつかった。40枚位撮って生き残ったのがたったこれだけ。でも私の腕でこんだけ残ったのはやはりISレンズのおかげというべきでしょう。
ケイオス達がまっすぐ、なにか希望に燃えた目をしているのは節子さんが用意したおいしそうなジャーキーのせい。(さすがにツボを心得ていらっしゃる)それにしても素晴らしい目の光輝きです。
ところで確か同時に撮影していた皆さま。ケイオスとグランの写真を山田奥様が見たいとおっしゃっております。お世話になったお礼に写真を集めてお送りしようと思っています。鹿野までご一報を。