千鳥ケ淵


 桜は5分咲き。でも今行っておかないと後が無いかも知れないと思い、千鳥ケ淵に出かけた。もちろんお供はCANON EOS 1Ds。45mmレンズの収差があまりにひどいのでさっそく売っパラって買い替えたシグマの50mmマクロを持っていった。{結果的にはほとんど20~35mmズームと75~300ISズームしか使わなかった}写真はそのマクロレンズで撮影した数少ない桜。これは撮影した画像の上下を少々トリミングしただけで、圧縮してあるのでクリックして拡大する場合はご注意ください。結構巨大です。でもこの圧倒的な解像感をぜひ味わって欲しい。
 天気のせいもあり昨年の桜より少々地味かもしれない。けれども昨年デジカメ(Nikon D1X)で撮影したものと比べるときちんと桜だ、とわかる。ついにワンショットデジタルカメラは必要十分な解像感を手に入れたようだ。撮影時の問題としては、後は標準系のまともなレンズが揃ってくれると、データのバックアップ環境の充実が見られれば、言うこと無しだ。
 こういったロケの時って、あっという間に7~8GBのデータが貯まってしまう。現在用意されているコンピューターを解さないバックアップでは容量が不足だったり、電池の持ちが悪かったりというものがほとんどだ。何もしなくてよいからとにかく丸ごと飲み込んでくれ、10~20GBの容量があり、それだけのバッテリーを確保し、小型で持ち運びやすく、USBではなくFireWireで、マシンに接続出来るものが欲しい。6ピンと4ピンのポートを備えていることも結構重要。アップルさんはUSB2.0をサポートする気は無いみたいだものね。巷にあるこういったものはなぜか液晶が付いていて編集出来るようになっていたりするけど私はこれはいらないんじゃないかと思う。電池も食うし。とにかく手軽に、早く、そして安全にバックアップすることが第一の問題で、閲覧などは二義的な問題。十分なバックアップをとった後で、ノートパソコンなどで見ればいいじゃないか、と思うのだが、皆さんはどうだろうか?

屋形船


 初めて屋形船というものに乗ってきた。
何しろ初めてなものだから、いろいろと想像してしまう。剣客商売や鬼平犯科帳などで仕入れた[情報]によるとのんびりと船遊び、っていうのは結構おつなもので、粋なものだと思っていた。庶民というよりはお大臣の遊び。義父の計らいで私たちも便乗することになった。当然ここ二~三年の傾向として桜の開花は早いはず、ということで23日の日曜日にターゲットを定めたのだが、これは空振り。まるまる1週間早かった。
 さて、出発場所はいかにも浅草らしく、言問団子のお店のすぐそばから、船は出るという。当然言問橋のふもとだと思って行くと、これが桜橋の間違いだった。大川の橋の名前なんてそんなに知らないんだもの。言問橋から桜橋まで走る、走る。息を切らしてやっと船に乗り込むと途端にすごい揺れだ。窓の外を見ると大きな定期観光船が通りすぎていくのが見え、なるほど、あの船の航跡に躍らされているのか、とわかる。その後も川を下る間、とんでもなく揺れる。船が小さいせいもあるのだろうが、{今回利用した、浜せいさんの船は20人程度で満杯の比較的小さな舟)川幅が狭いうちは思いきり揺れる。早速大酒飲みなのに船酔い似かかるメンバーが出始めた。
 舟はお台場あたりで止まり、ここで1.5時間ほどのんびりするのだが、なるほど、さすがにこの辺りは静か。しかし料理のほとんどは川を下るうちに食べてしまった。と思っていたら、揚げたてのてんぷらが出てきて、これはおいしかった。周りを見ると、同じような舟がそこここに停泊していた。
 帰るときに見えたのだが、隅田川の橋って、下にみんな名前が書いてあるんだね。今更気がついた。

時間に遅れること。

 私は遅刻が嫌いだ。しない訳ではないが、時間に遅れること、特に自分が遅れてしまうことがとてもいやで、遅刻をしてしまうと、その日は誰にも頭が上がらなくなってしまう。実は主導権を握りそこなうから嫌いなのかもしれない。
 実は先日、大遅刻をやってしまったのだ。数日前に電話で打ち合わせして、前日に地図までもらい、場所と時間を確認していたはずなのに、私はなぜか、カーナビに目的地は「熊谷駅」と打ち込んでいた。その後は堅くそれを信じ込み、皆にも行く先は熊谷!と宣言していた。関越道は意外と空いていて、問題なかったのだが、川を渡る橋でやはり引っ掛かった。“久田”に5分遅れると電話しろ、と指示して、(もちろんその電話はつながり、了解をえた)目的地に向かった。が、無いのだ。撮影予定のカラオケやさんが無いのだ。バッグから昨日いただいた地図を出し、確認すると、“久田”がいった。「何かのまちがいだよね?。ここに飯能と書いてあるけど…」
 「え、熊谷9時でしょう…ナ、ナニ!飯能だって?ちょっと見せてみろ!」
 確かに飯能駅前と地図には大きく書いてある。調べるとここから47Kmもあるじゃないか。
 なぜこんなことになってしまったのか、わからないしそんなことを調べている暇もあらばこそ、一路飯能へむかう!!なんと、30分程度で到着できた。おまけにラッキーなことに、お客様は別件で遅れるとのこと。30分でセッティングをあげて撮影開始。午前中に料理20カットを撮影し、一気に遅れを取り戻す。(でも翌日納品、というか今日中のWEBアップの約束をしてしまった。やはり主導権は握れないし、お願い事に弱くなってしまう。あ、あ。遅刻はやはりするべきじゃないな)という訳で、今日も70カットほどを画像処理してWEBアップロード。
 それでも12時までには家に帰れた。

誕生日


今日が3月13日だということをすっかり忘れていた。打ち合わせを終えて会社に帰ってきた私を迎えてくれたのは大好きなイチゴのバースディケーキだった。期せずして“久田”、石川、Labの浅岡さんに誕生日を祝ってもらった。10年分のローソクが4本に一年分のローソクが7本立っていたが、いくつになっても嬉しいものだ。が、何か忘れている。なかなか思い出せないのだが、しばらくして思い出したのは免許証の更新のことだ。しまった、今年は免許の書き換えじゃないか!。確かしばらく前にその案内がきていたのに、何で忘れてしまったのだろう。ここのところすっかり物忘れが良くなってしまって、とんでもないことをしてしまった、と慌てて更新案内のはがきを探し出したが、なんと、今年から?誕生日の一ヶ月後まで更新時期が延び、都合二ヶ月間になってたのだ。知ってました?寿命がちぢまったり、延びたりした一日だった。

このところ、ネタが無くて自分の写真ばかりになってしまった。石川がとってくれたのだがどう見ても怪しいおやじだ。

IPPFの写真


池袋の夜の写真を見たいという方々からのご連絡をいただきましたが、やはり公序良俗に反する物を載せる訳には行かない、ということで、当日ブースに寄っていただいた関西在住のカメラマン、塚本氏の当たり障りの無い写真を掲載してお茶を濁させてください。今日20インチApple Cinema Display都23インチApple Cinema HD Displayがスタジオに届いた。残念ながら、買ったのではなく検証用にお借りしたもの。とにかくきれいだ。やや癖が違うような気がするが、これからじっくりと検証したい。

画素数競争に終止符を!


CANON EOS 1Ds、kodak DCS Pro14N辺りの1000万画素オーバーの機種で画素数競争はそろそろ打ち止め、と思っていた。実際、仕事で使用していて、もうこれ以上の画素は無用だな、と感じていたのだ。

しかし、IPPFの FUJIFILM Fine のブースに置いてあった4000画素相当の画像は私を圧倒した。ここまでの絵ができるのか?まだ、諧調特性、色彩などはチューニング前の段階だという。それでもこの仕上がりは見るものを圧倒する。画素数の多さはこれだけのものを見せてくれるのか、と改めて感じ入った。すでに普及している680にターゲットを絞ってきたのは正解だろう。写真館や広告写真家にとってデジタルバックだけを買えばよいという、うれしい状況だ。

しかし、データはどうするんだろう?少なく見積もっても、一画像あたり7300×5200ピクセル位でかるく100MBオーバーになる。ストレージ自体を考え直さないと行けなさそう。1GのマイクロドライブでRAWで記録しても約16枚くらいか?(それでもブローニーの6×4.5よりは多いかも?)

あくまで予想だが、これって4×5以上5×7程度、あるいは8×10に匹敵するのかしら?

何だか頭が痛くなってきたのでもう考えるのはやめようっと。

悩み出すときりがないし。

IPPFのはてに

 やっとIPPFが終わった。とにかく、私としてはやっと重荷を下ろした思い。キヤノンさんのブースに立ったおかげで、デジカメの使用法、モニタマッチング、CMSについて不特定多数の方にお話できたことも収穫だと感じた。古い知り合いと多く会えたことも、収穫だろうか?。デモの最中に、私の話に、うん、うん、とうなづいてくださる方が多かったことは、とても心づよい。私にとっても、良い勉強になったと思う。キャノンさんの打ち上げには隣でフジさんの打ち上げが重なり、私にとっては訳のわからない名刺交換となった。この世界にかかわっている方々の層の広さに改めて、感じ入る一日ではある。
 我がLABの社長との合流打ち上げでは、さらにさらに、エプソンさんとクレオさん、佐藤氏とのとの合流となり、盛大なカラオケ大会が開かれた。とてもその写真は掲載できないが、クレオさんのモデルの加藤恵美子さんを中心に激しい争奪合戦が行われた。終電はどうなるのだろう?皆はこのまま明明後日にとんでいくのだろうか?耳が痛いほどカラオケは止めどなく続く。引地さんとクレオの加藤さんていったいナンなんだ?普段(私が知っている限りのお二方ではなかった)二次会はものすごい迫力だ。あのパワーがデジタルをひっぱているのだろうか?意外と加藤さんの歌がうまいのにはに驚いた。
池袋のは更け、富川は帰り、それでも宴会は続く。私一人日記をリアルタイムで打っている。最後に残った、本日のメンバーはモデルの加藤さん、電塾の佐藤氏、北海道のカメラマン塚本さん、クレオの加藤さん、エプソンの引地さん、プレジャーの西村さん、キヤノンの久間さん、藤森さん、ソレと私。この日記は珍しくリアルタイムで書かれている。そして、池袋の夜はさらに、さらに更けてゆく。

追伸。モデルの加藤さんと私は最後に一所に帰った。ただし、池袋の駅でお別れ。他の方々たが、いかなる週末を過ごしたのかは定かではない。

IPPF


今日はIPPF、キヤノンブースのミニセミナーのリハーサルをおこなう。吉田さんとご一緒だ 。
普通のセミナー形式の講演などはずいぶんとやらせていただいて、それなりに慣れてきたつもりなのだが、イベント形式となると、これが初めてだろう。お定まりのことだがこういう時に限って、転送エラーやマシンエラーが起こる。おまけに15分の間に撮影、画像処理、プリント、おまけにカメラとプリンタの説明までしようというのだから、これは大変。いつものつもりで口上を述べていると、そこだけで時間がきてしまう。少し汗。

途中MCのお姉さんとからんだり(もちろん言葉の上で)するので、とてもいつものようには行かず、結局原稿を作ってしまった。それでも時間内に収まらない。

早川さんや阿部さんに佐藤さん、富川さんに望月さん。何だか電塾の綿々があちこちのブースでうろうろしている。前野さんもいたし。

写真の左は吉田チーム。私とチームを組むのが左側の青山美里さん。

後始末のこと

 このところ、関西やら何やらで、スタジオにいる時間が少なかったので、メールの返事、BBSのチェック、電塾のレポートなどを書いているうちに一日が終わってしまった。もうすぐIPPFが始まる。電塾はないが、電塾のメンバーは結構あちこちに出演しているので見かけたら声をかけて下さい。私は吉田さんとキャノンブースに時々います。

 というわけで来週も私はほとんどスタジオにいない事になる。私のスタジオのスタッフはこの間も、その後も、ずっと撮影を続けていてくれる事になる。私がこうやって電塾をやっていられるのも、彼らの理解のおかげだ。ということで心から感謝。

3月の電塾

 前回からあまり時間が経たないうちの電塾だったが、重要な内容を含んだ討論会になったと思う。BBSでやり取りしたtatuphotoさんにお会いできたのも嬉しいことだった。細かいことはセミナーレポートを参照して下さい。
理想と現実のギャップを何処まで私たちの手で圧縮できるのか?
 ここ1年が正念場だろうと感じた。