高松セミナー当日

当日は朝、8時に起床。朝食をホテルでとり、お隣の会場に向かう。以前はほとんどが印刷関連のセミナーだったが、今回は写真館、カメラマン向けのセミナーだ。その意味では、力が入り、3時間半位をいただいて行った。

おかげさまでかなり突っ込んだお話をできるたと思う。全てのお話をする事は不可能だが、コンピュータ、デジタルフォトの生成、納得できるカラーマネージメント、救済不要のデジタルフォト撮影術。例によって駆け足ではあるが、伝えるべき事はお伝えしたつもり。

もう4~5年前の事になるだろうか? 渋谷の写真学校で教えていた時代の教え子が、会場に来ていた。彼女は徳島の写真館さん(徳島の理事だそうだ)の娘さんで、久しぶりに会えたのはうれしかった。当時はそういった事もしらなかったなあ。

小山さんにはすっかりお世話になってしまった。感謝。

そういえば、昨日借り出したレンタカーだが、これがトヨタのプリウス。さすがにハイブリッドカーで一日中山道を走り回ったのに、ガソリン代が1350円という、とんでもない値段。ガソリンだかの今日では、初期投資を完璧に食ってしまうかもしれないと思った。操縦感覚もシフトレバー、イグニッションなどがほとんど「スイッチ」になっていて、面白い。でも電気系統の故障時はどうなるのだろう?

例によってうどんをいただき(讃岐に来たのだもの…昨日は偶然前回食べたお店と同じお店だったが、今日はまた別のお店で、本物の茅葺き屋根の店だった)空港へ。少々時間を余らせてしまったが、おかげさまでゆっくり日記を書く事もできた。

高松 名所巡り


これで四国で行うセミナーは4回目になる。高松、高知、松山、そしてもう一度高松。セミナーは阿佐の9時半から始まるため、前日入りをした。せっかく前日入りをするのだから、早めに入り、まだ知らない風景を撮影させてもらう事にした。

空港からレンタカーを借り、まっすぐに徳島の大歩危小歩危、かずら橋に向かう。約1,5時間で大歩危につき、ちょうど船が出るので、観光遊覧。斜め45度に「盛りあがる砂岩の斜行葉理」を堪能し、祖谷渓で祖谷蕎麦をいただき(通りすがりに入ったお店でしたが、ここの祖谷蕎麦は実に蕎麦の実の量が多く、つなぎが少ない「本格派」でした。たまにはこんなラッキーもあるのですな。)かずら橋に至と…。あんぐりと口が開き、開いた口がふさがらず、途方に暮れつつ、きた道をひきかすはめになってしまった。

観光資源を有効に活用する、という事は重要な事だと思う。しかし、「調和」を忘れたそれは、自然と歴史と、古き良きものを破壊するものでしかない。美しい渓谷を削り落とし、アンバランスな大駐車場をドッカ~ンと置き、人もまばらな大土産物置き場を建設し、せっかくの美しく趣のある渓谷をだいなしにしている。そこを通ってかずら橋を見ても、すでに興味の大半は大駐車場に車を乗り入れた瞬間に渓谷を崩れ落ち、そこここの大小の岩にぶつかって粉々にされ、吉野川に向かってすっかり流されてしまっている。

悲しくエンジンをかけ、なんの為に500円も払うのかとまた駐車場の出口で腹を立て、ハンドルを土柱に向けて切る。ほんとはここから剣山に向かい、そのそばにあるかずら橋はまだ俗化されていないという話だったのだが、「もし…万が一次も…」という恐れにおののき、また予定外に観光船に乗ってしまったために浪費した時間をかんがみ、少し戻って高速道路を使用して土柱に向かうコースをとった。

しつこいようだが、あのての「施設」という物は寂れて見捨てられると、実に痛々しい物になる。あたしは廃虚好きだが、どうも病院や、観光施設、ホテルの廃虚という物は好まない傾向にあるようだ。廃虚としての風格を持てるようになるには、2~30年程度の時間では、なかなか「良い感じに枯れる」ことができないようだ。逆に、工場、駅などで、煉瓦作り、あるいはコンクリートであれば、比較的早くそれなりの風格持つようになるような気がしている。かずら橋を離れるときに、後ろを振り返り、薄汚く汚れ、見捨てられた駐車場が見えてしまった気がしたのは気のせいだろうか?

祖谷蕎麦まではすこぶる諧調だったのに…例によって雨、または曇り時々雨の予報を聞きながらの高松入りだったのだが、曇り、目的地に着くと晴れ、という天候にも恵まれていた…ここで思いきりこけてしまった。

阿波の土柱も少し残念。というのは方角も気にしないで行ったのだが、午前中でないと正面からの写真は光の具合がよろしくない。つまりもろに西日を食らってしまうのだ。その為、ぐるりと回り、逆光になるポイントを探したが、そこは見るからに地盤の緩い絶壁の上。命あっての物種だ。こわごわとカメラを差し出しながら撮影する。

時間に遅れても困るので早めに切り上げて空港に戻ることにした。空港には約束の1時間前にたどり着いたので、気になっていた空港の裏手に車を回した。

気になる物というのは国産唯一の旅客機、YS-11のこと。最後に減益を迎えたYS-11は高松空港に下り立ったのだ。そしてその機体は今も公園内に美しい姿で保存されている。残照に浮かぶ機体を撮影してすっかり機嫌を直し、すっきりしてレンタカーを返却する。結果的には、高松の観光は空港だけで、後は皆徳島県だった。

お迎えにきてくださった小山氏と合流。セミナー会場に向かう。

HP Officejet 6310 All-in-One


山田さんのサイトに載っていた、新発売のHP Officejet 6310 All-in-Oneを見て、飛びつくように購入した。なんと¥19,950(税込)で100BASE-Tのネットワーク対応。ファックスも、スキャナーも付きで高速プリント。おまけにADFまで付いている。

今までに3Fには、ファックスとコピー用のPMA700、書類をプリントする為のHP970CXi、それと画像出力用にEPSONのPX6500があった。

画像出力用はいいとしても、ファックスとコピーとプリンタの3台がわさわさあるのはどうもいただけない。何とかしたかったがついに切り札となる製品が出てきた。

コンパクトで場所もとらないし、使い勝手も良い。惜しむらくはインクタンクがどうしても小さい事。これがもう一回り大きければいいのだが…。まあ、インク交換は簡単にできるので、スペアーを用意しておけば…ヨドバシカメラも近いし…
 とにかく、数種類のインキやインキリボンを管理しなくても済むのはありがたい。無駄も減る。良い事ずくめだ。プリント品質は写真はテストしていないが、書類を出力するという考えでは鮮明で非常にポイントが高い。黒インクのみは顔料を使用している所為だろう。(HP970CXiで実証済み…まだこれを使用してるんだよね)
ファックスとコピーはあまり使わないという事もあるしね。複数枚のコピーやファックスを一気に片づける事ができるのも、便利だ。

いやあ、これが2万円を切るとは…。

関西電塾

関西電塾は7時43分発の新幹線で出発。こいつは「のぞみ」で早いし、新大阪止まり。寝過ごす心配はない。(今のところ…気がついたら東京、あるいは6時間後の新大阪、という事もあるかもしれないけど)おまけにこの電車は空いている。自由席で十分に座れるのがありがたい。

品川で陳さんと合流。新幹線の車内で「フォトのつばさPro」の新バージョンを早速見せていただく。本日の関西電塾のお広めだが、いち早く新幹線の中で見せていただいた。ついに、ついにカラーマネージメントを実行でき、おまけにヒストグラム表示まで可能になった。まだまだ隠し球があるようだが、本日は、ここまで。いやいや、ここまでなんて表現は良くないな。これだけのバージョンアップは素晴らしい事だ。あたしのMac Book Proではヒストグラムを表示させ、カラーマネージメントを効かせても全くスピードの劣化は認められない。(2点とも通常であればは結構時間がかかる仕事のはずだ)

関西電塾は午前中の基礎講座、「新・優しい電塾」から始める。Lab編の「新・優しい電塾」と混同する名前だが、電塾直結の「新・優しい電塾」とあたしがLabのスタジオでやっている「新・優しい電塾」は別物。何が違うかって、あたしがやっているヤツは有料で高い。そのかわり、きちんとプログラムを組、テキストも用意してあり、予習も復習も十分できるように配慮してある。しかも約15時間という長丁場だ。

電塾直結の「新・優しい電塾」は通常の電塾の前、1~2時間で行われ、その回毎に何が出てくるかわからないのがお楽しみ。時々早川先生の集中セミナーを効く事ができたりして、これも見逃せない。そしてこのプログラムは各電塾支部でも行われている。

今日は、午前中は本川氏の銀塩とデジタルの違い。専門家のお話は聞いていてためになる。ちょっと長くなり、あたしの出番は自己紹介で提出されたいくつかの質問にお答えするだけで終わってしまった。午後から陳さんの「フォトのつばさPro」のお披露目。そして、あたしの優しい電塾。「納得!カラーマネージメントシステム」というお題で、最近自分でやっと納得した「カラーマネージメントを切り分けて理解する」という方法論を初めてお広めした。以前の解説よりは、ずっと理解しやすかったというありがたいお言葉をいただいけたのがうれしい。

二次会はビール2杯と焼酎の薄い水割りを1杯。この日のために2日間飲まずにいたのだ。(ただし明日から2日間はまた飲まない事になる)ついつい、病気自慢と健康お宅のお話に流れてしまうのは、いまのところマイブームだという事で…。

痛風──その対応策

うれしい結果
血液検査の結果では肝臓と糖尿病などの成人病は兆候がないとの事。うれしい!
肝臓も糖尿も、飲酒の量やあたしのかあちゃんの体質から見て、そろそろ来る頃だとびくびくしていたのだ。

というわけで、これからは尿酸を作らない、ためない、という治療をすれば良いのだ。
ま、簡単にいえば前回の日記に書いた「促進するもの」を抑えれば良いのだ。

1.プリン体多く含まれている食物をとらない

2.体重を落とす事が大前提。痛風は、太っている人に多いことがわかっており、太っている人が体重を落とすと、たいがい尿酸値が下がるという。ただ、食事を極端に減らすと、尿酸値が上がることもあるので注意が必要。減量はゆっくりと行うのだそうだ。

3.尿酸を溶かした水溶液に、酸性の液体を加えると尿酸の結晶ができてしまう。反対に、尿酸結晶があるところにアルカリ性の液体を加えてみると、結晶は溶けてなくなる。尿酸はアルカリに溶けやすいので、体質をアルカリ性にシフトさせることも重要な対応策。食べると良いものとして

ひじき
ワカメ
昆布
干しシイタケ
大豆
ほうれん草
ゴボウ
サツマイモ
ニンジン
まだ青いバナナ
サトイモ
キャベツ
メロン
大根
カブ
ナス
ジャガイモ
グレープフルーツ

など。例によって上から順に効果が高いもの。その他、アスパラガス、里芋、干しシイタケ、緑茶、紅茶、牛乳、乳製品、低脂肪乳製品、植物性たんぱく(大豆など)納豆。などはいいのだそうだ。いや、好きな物が結構含まれていて一安心。
他にプリン体が低い物として、米、パン、うどん蕎麦、スパゲッティ、数の子、海苔などがあるが、白米は尿を酸性化するのだって。これは結構つらい。白いお米は大好きなんだもの…。早速玄米にに変更。

できるだけおしっこをする事で尿酸の結晶を体外に排出する。水分を十分にとり、尿酸を尿といっしょに排泄することが大切。「水分が大切」「おしっこが近くなる」という事は「ビールを飲むとよい」に繋がらないか? いえいえ、 アルコールは尿酸値を上げる方向に働くんでやっぱりダメだそうです。ちなみに今回は痛風の治療薬と一緒におしっこを酸性にさせない薬、という物がでた。

4.十分に水を補給する事を大前提に、歩く、サイクリング、ジョギングなどのあまり激しくない運動を激しくない程度で行うと良いのだそうだ。特に30分以上歩く、という有酸素運動はお進めだというので、これからは会社への行き帰りを遠回りして歩く事にしようっと。という事で近くの女子高を検索してお散歩ルートの開拓…。

5.アルコールを飲むな、というのはあたしには難しいが、適量を目指す。ビールなら小瓶一本。ウィスキーなら2杯程度。ワインは比較的良いそうだ。もっとも重要な事は休肝日を週に2日は作る事。二日の休肝日は、連続してとる事。ううむ。がんばらなくては。
──あたしの大好物の電塾二次会はどうなる!!あたしにお酒を勧めないで!。

痛風──それを促進するもの──実はこいつらが痛風の最大の敵

アルコール(お酒)
アルコール──中でもビールは、プリン体のみならず、に尿酸が含まれていることが一つ。でももっと重要な事は肝臓がアルコールを分解するとき、大量にエネルギーを使うため、燃えカスとしてプリン体が作られ、同時に、アセトアルデヒドという物質が作られること。これが尿酸の排泄を妨げるのだそうだ。アルコールの利尿作用で脱水を起こしやすくなり、結果的に尿酸値を上げる。
という事はビールがダメなんじゃなくて、アルコールそのものがプリン体を生産し、尿酸値を上げているのじゃないか!
というわけで「プリン体を多く含む食べ物を口にしない」という療法は、最近はあまりいわれなくなり、第一にお酒を飲まない。これが近道なのだそうだ。ちなみに、あたしは昨日からアルコールを口にしていない。(これを調べるまでは、痛風と診断されても、プリン体の少ない発泡酒なら1本くらいは良かろうと飲んでいた…)

肥満
インスリンは血液中の糖を細胞へ送り込み、血糖値を一定に保ってくれる。ところが、肥満がすすみ、特に内臓脂肪が多くなってしまうと、血液中に阻害物質が増えて、インスリンは糖をうまく送りこめなくなってしまう。これが糖尿病を引き起こすメカニズムのひとつだが、問題は、ここから。血液中の糖が減らないと、すい臓はどんどんインスリンを分泌します。するとインスリンが、余ってしまい、高インスリン血症と呼ばれる状態になる。実は、この時、重大な異変が起こるのが腎臓だ。健康な人の場合、腎臓の尿細管というところでは老廃物を排泄して、必要な成分だけを細胞へ戻す働きをしているののだが、そこに、増えすぎたインスリンがやってくると、排泄しようとしていた老廃物を再び細胞へ戻し始めてしまう。肥満によって余ってしまったインスリンが尿酸を戻してしまう──これが高尿酸血症の原因のひとつとで、この効果? はかなりのものなのだそうだ。

激しい運動
激しい運動は細胞が破壊されるので、プリン体が生まれます。さらに、無酸素の状態で細胞が大量にエネルギーを消費すると、その時の燃えカスとしてプリン体が作られてしまうので尿酸値を一時的に上昇させる。発汗や下痢で脱水状態になったときも血清尿酸値は上昇する。ストレスなどもこれに含まれる。

さて、明日は病院に行って今後の治療の相談。

痛風──それを促進するもの──プリン体を多く含む食べ物編。

数値はすべて100g中の含有量
 インターネットで思いきり検索してみた。「高プリン体」と「最強」はあまり口にしないほうがいいのだろうと思うので覚えておく事にした。確実な数値かどうかは裏をとっていないので自信がないが、それでもわかる範囲でプリン体を多く含んでいる順に並べてみた。
 植物性のプリン体はいっさい含んでいない。なぜなら、最近の調べでは植物性プリン体は悪さをしないというのだ。実はあたしが大好きな納豆などは100mg以上含んでいるためがっかりしていたのだが、この事実を知り、ほっと胸をなで下ろしたところだ。 特に低脂肪乳製品や大豆などは、継続的にとると痛風の予 防になるという報告もあるという。
 ところで比類なしの「煮干し」と「かつお節」だが、驚くべき数値で、一瞬目を疑った。そう、これも大好物なのだ。しかし…良く考えてみると、これは100g中に含まれる含有量だ。煮干しやカツブシを食べるとき、普通は5~10gくらい。お豆腐にかつぶしかけたって、25mgだ。こいつらは見かけは超最強だけれども、恐れるに足りないようだ。
 恐るべきはアンキモや鳥を筆頭にレバー類。カツオやとにかく干物類。こいつらにだけは当分近づかないほうがよさそうだ。(鳥レバーも大好物なんだよね。アンキモは冬の一時期しか食べないからそんなに気にしてないんだけど)そして肉類の中でも王道を行くのが鳥さん。こいつはどれをとってもたの肉に比較して常に上位に存在する。さらば焼き鳥…さらば唐揚げ…。カモはどうなんだろうなあ??

調べれば調べるほど、悲しくなってくる。
ああ、なんという事だ。大好きなものばかりではないか!!
そうなんだよね。
大好きだから今までにいっぱい食べちゃってる。
だからこんな病気になっちゃうんだ。
ただし、プリン体は水溶性なので、一度水煮浸したり、煮込んだりするととかなり解け出すそうだ。だから煮込んだ後の肉やソーセージはあまりプリン体を含まないのだ。でもその煮汁(一番おいしい)はプリン体でいっぱい。ラーメンの汁や肉のスープなどは飲まないようにしたほうがいいみたい。

以下、ものすごく長いけど、何かの参考に…。

比類なし
ニボシ(干物)746
カツオブシ(干物)493

最強──200g~300mg
あんこう肝(酒蒸)
鶏肉レバー
マイワシ(干物)
イサキ白子

高プリン体──200~300mg以上
豚レバー
大正エビ
マアジ(干物)
オキアミ
牛レバー
カツオ
マイワシ
マアジ干物
サンマ干物

結構含む──100~200mg
クルマエビ
スルメイカ
牛肉(心臓)
カキ
ニジマス
マアジ
ヤリイカ
マグロ
サンマ
トビウオ
鶏肉(ささみ)
カニミソ
イサキ
カマス
アサリ
シバエビ
キス
鶏肉(砂嚢)
ニシン
サワラ
鶏肉(手羽)
タコ
うに
ズワイガニ
ドジョウ
ヒラメ
アユ
サーモン(缶詰)
アイナメ
マダイ
メバル
鶏肉(モモ)
マサバ
ブリ
タラコ
サラミ
豚肉(ヒレ)
鶏肉(皮)
スズキ
アマダイ
サケ
豚肉(心臓)
ツナ(缶詰)
豚肉(ランプ)
マガレイ
鯨肉
牛肉(モモ)
牛肉(スネ)
ハマグリ
あんこう肝(生)

比較的少ない──50~100mgそんなに量を食べなければ可
ウナギ
ワカサギ
豚バラ、ロース
牛肩ロース、バラ、タン、リブロース
マトン、ラム
ボンレスハム
タコワタ
ホタテ
プレスハム
ベーコン
ツミレ
プレスハム
ベーコン

少ない──50mg以下で安心
コンビーフ
魚肉ソーセージ
かまぼこ
焼ちくわ
さつま揚げ
カズノコ
スジコ
ウィンナーソーセージ
チーズ
バター
鶏卵

痛風──その兆候

痛風に関する記述はネット上にかなり多く、やはり闘病日記のように書いていらっしゃる方も多い。電塾の日記にこんなことを書き込むのはどうかなと思いつつも、このところ時間をそれに振り向けているし、似たような体形(へアースタイルだけじゃないですよ)の方も多くいらっしゃるので、万が一のためにもう少し連載?させてもらいたい。ほら、そこの本田さん、あなたですよ!あなたはまだ若いんだから間に合います!

痛風の症状は関節に激烈な痛み、発熱。体温の低い部位ほど尿酸が析出し易いため、痛風発作は足趾(母趾)が多い。一番最初に痛む部位は大抵、足の親指の第二関節。病状が進むと足関節、膝関節まで進行する。時には手の関節まで進む事もある。痛みの程度は極めて強く、「風が吹いても痛い」と云われるほど人間に起こる最も強い痛みを起こす疾患の一つで、実感しているがまさしく「拷問」。発作を繰り返すたびに症状は増悪する。

これが進むと高脂血症、高血圧、尿路結石、腎障害といった、合併症を招く危険がある。さらに動脈硬化による心臓病や脳梗塞おも促進する。
痛風という病気は発作であり、体内に尿酸がたまってしまっていることを警告しているありがたいものだと思ったほうがいいようだ。

痛風の発作は夜間、あるいは朝方が多いという。

今思うと原因不明の痛みは過去すでに数回あった。
2004年8月27日。右足の膝関節。韓国で李君たちと飲んだ後。夜ホテルで机にぶつけたのが悪かったと思っていた。このときは深夜に起こった。韓国の病院では言葉があまり通じなかった。帰国後は直ってしまったのでそれ以上は病院に行かなかった。どうやら、これが一回目だ。
2005年10月24日。右足の膝関節。すし屋の宴会後。朝になったらひざが痛かった。何かにぶつけた記憶が全くない。このときは会社の近くの外科に行ったのだが、単なるねんざと診断された。
2006年2月26日。右腕のしびれ。凄まじいまでに飲み、風邪を引き、徹夜をしていた頃。これも原因不明。50肩ではないかとの噂も。
2006年6月15日。右足の膝関節。昼酒を飲んだ後。やはり朝。昼ごろになって痛みは頂点に。今回の病院で、ついに原因が判明。
何でこれだけ日にちが正確にわかるのかというと、日記を書いているから。
どんなことでも、思わぬメリットがあるものだ。
日記には書かれていないが、今年の暮れから始めにかけて、右腕のしびれとともに右足の親指が痛む次期があった。これはそんなに強くなかったので気にしてはいなかったのだが、やはり兆候だろう。
最初の発症から2回目までは1年以上開いている。その後は4ヶ月後に小さいヤツ。そしてその4ヶ月後にまた派手な痛みときた。徐々に間隔が詰まっているような気がする。
おまけにすべて右側に集中している。これも何かあるのだろうか?

痛風──その原因

 幸い今日と明日は普通にお休みができそうなので、自宅療養する事にした。シップで冷やして、あまり歩き回らないようにしていると結構痛みが取れてきた。ボルタレンも効いているのだろう。
 自宅でやる事がないので、早速ネットでいろいろと調べてみた。
痛風の原因はプリン体だと簡単に思っていたがプリン体は直接の原因ではないようだ。
 痛風とは「関節包内に析出した尿酸の結晶に対する炎症反応」であり、「高尿酸血症がその原因の一つ」だといわれている。つまり白血球が尿酸ナトリウムの結晶を異物と見なして攻撃する、あるいは白血球が活性化していき、組織が炎症を起こすのだ。
 問題はプリン体の代謝産物が尿酸である事だ。
また、アルコールがいけないといわれる理由の一つにアルコールを体内で分解するときに生成されるものが尿酸だという事だ。特にビールはその物にプリン体が多く含まれている、という問題も縫合している。
 つまり「体内に過剰に尿酸を蓄積させる」と「痛風になる恐れが高まる」という事だ。

 口から入ったプリン体は、腸で分解されて排泄される。そのうちごく一部が吸収され、肝臓で分解され、尿酸になりるが、それほど多くはない。実はプリン体は体内で生産されているものがほとんど。細胞の新陳代謝によって、こわれた細胞の核からプリン体がたくさん出てくる。つまり、尿酸の原料の多くは、自身の体の細胞から生まれたプリン体とういうことになる。
 肝臓で作られる尿酸のうち、食べ物によって作られる尿酸はおよそ4分の1と言われており、食事中のプリン体が多少増減しても、その影響はあまり大きくない。ただし、高プリン体の食べ物を長期間、大量にとり続けた場合は、その分だけ尿酸は増えることになる。

 尿酸とは、人が体内の中で分解できない最終代謝産物(老廃物)。人間は体の中に一定量の尿酸を保持しており、少しずつ尿に溶かして排泄している。排泄の量以上に、何らかの理由で体の中の尿酸が増えていくと、手足の末端や関節、耳に尿酸がたまり、この状態が長くつづくと、尿酸は尿酸ナトリウムの結晶になる。
血液検査で血清尿酸値がわかり、健康な人の場合、成人男性で4.0~6.5ミリグラム、成人女性で3.0~5.0ミリグラム(1デシリットル当たり)。性別や年齢にかかわらず、1デシリットル当たり7.0ミリグラムを超えるものを高尿酸血症といい、あたしは9.1ミリグラムという非常に高い成績を持っているのだそうだ。
こんなこと、一度血液検査をすればすぐにわかる事だったのに…。

病院へ。

痛みは治まらず、さすがに、近所の病院に行ってみる事にした。
近所といっても三井記念病院という大病院。ここは自宅から歩いて3分のところにある。診療までに時間がかかるかもしれないと思っていたが、以外と手早い。外来の受付をしてから、15分後には整形外科に回された。
まあ、念のために血液と尿の検査をしようねっていわれて、ついでに(ではないか)レントゲンも撮って、整形外科の処置室に戻るまで約30分。練馬のある病院よりははるかに早い。
レントゲン技師のお姉さんはきれいで優しかったし。結構満足…
でも、結果はショックだった。痛風だというのだ。尿酸値は9.1と危険値の7ポイントを大きく上回っているのだそうだ。とにかく、足を動かすな。冷やして抗生剤を飲む事。これが終わって、痛みが引いたその後で痛風の治療にかかるのだそうだ。

痛風といえば、ぜいたく病、王侯貴族病。ま、現代は生活習慣病という事だ。特に太ったヤツに多く、その原因となるプリン体を多く含んでいるのが、レバーとウニと納豆とビール。これ全部あたしの大好物じゃ!。

というわけでしばらくこの話題がつづきそうな予感…