微熱と“ぺこ”house


 Photoshop World 2005 in JAPAN ではしゃぎ過ぎたのはラッセルブラウンだけではなかったようだ。あたしもどうしたものか、朝から体中が痛い。ふらふらしながら会社に行ったが、最低限の仕事だけして、午後の2時ころに自宅に帰ってしまった。何しろ明日は久しぶりに料理撮影のロケがあるのだ。とにかく体調を戻しておかないと…。
 そろそろ寒くなり、自宅は一日中暖房が点くようになった。なぜなら、“ぺこ”が居るから。彼女は寒がりなのだが、すぐにはいてしまう癖がある。いったいいくつ布団をダメにした事か。特に高価な羽毛布団などにこれをやられると夫婦で大きなため息と散財を覚悟しなければならなくなってしまうのだ。そこで布団類は全てかたずけてマンションを出ることになる。そうなると“ぺこ”が暖をとれる場所が無くなってしまうので、あたしのうちのエアコンは1年中止まる事がない…。勢い、すごく高い電気代を支払う事になってしまっていた。
 そこで一計を案じ、秋葉原の路上生活者を観察すると段ボールでお家を造り、しっかり一冬越しているではないか。(時々G5のお家があったりして…。あれは永嶋さん??)そうだ、マンション内段ボールハウスを造ってあげれば、彼女はそこで暖をとれるに違いない。おまけに逃げ込む場所ができるし、暗いし、狭いし、温かくて大好きだし、吐かれても取り換えればすむ事だし、段ボールはあちこちに転がってるし…。
 そしてついにわが家は冬の間の光熱費を圧縮する事に成功しそうだ。これで浄水器を購入できるかもしれない!!。“ぺこ”はマンション内段ボールhouseをすっかり気に入ってくれているようだ。めでたしめでたし。