昨日の土曜日は、あたしの中学校の同窓会。古い顔なじみと、気兼ねなく飲むのは楽しい。一番仲の良い恩師も参加してくれたし、中には旦那と離婚し、つい最近再婚したという猛者(もちろんおばはん)もいて、話が弾む連中だったのでみ、ちょっと調子に乗りすぎた。4時という早いスタート時間だったにもかかわらず、かなり深夜まで飲んでしまった…らしい。どのように帰ったのかあまり覚えていないが、何とか自宅には帰り着いたようだ。
で、今朝、最悪のコンデションで目を覚ました…そのまま起き上がる努力をする気も無く、ただただ、体内のアルコール分が分解され、排出されるのをじっと待っている。──と、遠くから太鼓の音や歓声が聞こえる。
ついに幻聴が始まったのか──早いとこ迎え酒をやらねば、とあらぬ事を考えているまにも、歓声も太鼓の音もどんどん大きくなる。猫は飯をくれと、しきりに前脚であたしのほっぺたをひっかくし…。
鳥越神社のお祭りは、あたしの住むマンションの真下を通るのだ。それは知ってはいたもの、このマンションに移り住んでから5年間、まともに見た事がなかったのだもの──あたふたとデジタルカメラを持ってベランダへ。下を向くと少々気持ちが悪くなるのだが、そこは踏ん張り、数枚のシャッターを切る。たったついでに、“ぺこ”のトイレ掃除と後飯のしたく。
お祭りは雨にもかかわらず、元気にあたしの目の下を通り過ぎ、(お神輿はきれいにぬれ色で、美しかった)またベッドに潜り込む。今日は多分、久しぶりに何もしない日曜日になるのだろうなあ。
電塾サイトをちょっと覗き、海外からの迷惑メール問題がまた盛り返している事が気掛かりだったが、テキストを読んだり、打ったりする気力も無い為、断念。今日は一日さぼりだ、と決めたのだが、何を血迷ったか、トイレの掃除を始めてしまい、最後は歯ブラシまで出して、隅々まで磨き込む。何もこんな日にやらんでもいいのに…。
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ニコンのスピードライト
新宿で会社案内の撮影。今日はストロボが必要なシーンは個人写真のみだったので、SB600とSB800(ニコンのクリップオンタイプのスピードライト)を持っていった。スタンドに付け、アンブレラは装着したが、結線はなし。何しろD200を使用すると、赤外線で、しかもTTL で各グループをコントロールできるのだ。撮影も早ければ、移動も楽々で撤収も早い。もちろんパワーはあまりないが、F5,6からF8程度の出力なら(ISOは200)十分に使用に堪えるリサクルタイムだ。(もっとも使用しているバッテリーは2700mA/hのヤツ。昔の充電式単三の2倍のパワーになったのだから、技術の進化はスゴイ)
運が悪いと夕方までかかる仕事かなと思っていたが、お昼前に終了させる事ができた。
機材バッグ
さらにキャリータイプのカメラバッグを買った。カメラバッグではなく、機材入れといったほうが正解だけど…。──実はこれ、テニスバッグらしいのだが、使い勝手がすごくいいのだ。内部は二重になっており、底にスタンド、アンブレラ、ヘッド部を外せば三脚も入る。上の部分に1200ワットクラスのストロボ、クリップや小道具などを入れて持ち運べる。斜めキャリーがついているので、結構便利。これとカメラレンズ、コンピュータをリュックに詰めれば、ひとりで撮影に行く場合に、さほど苦労しなくとも必要な荷物を運ぶ事ができる。実は折畳みの踏み台まで入っていたりして。──このところ出張撮影の比重が上がり、バッグ類を買いあさっている。そこそこの荷物を一気に運ぶのには最適。あたしのようなロケをやっている方にはお進め。
あたしが買ったメーカーはブリジストン。よろしかったらお試しあれ。
ソニーα発表会
6月6日午後4時。新生αの発表会が表参道ヒルズで行われた。ミノルタがコニカミノルタになり、そしてαマウント一眼レフはソニーに引き継がれた。家電メーカーが本格的に一眼レフに参入するその第一段という事だ。個人的には生き残ったことに胸をなで下ろしている…。じつはαマウントは持っていないのだが。
いくら技術があっても、かなりの基礎体力、開発力が無いと生き残っていけない世界になってしまったデジタルカメラの業界。今後もこのような動きがあるのかもしれない。
1985年、あのジーンズを脱いだCMでセンセーショナルに始まったアルファシステムはメカトロニクス、高密度実装、LCD,CCD,などのイメージセンサ、大規模集積回路、エイシックの開発、など、マウント、レンズ、画像処理技術以外はほとんどを持っているソニーが受け継いだ。最初の製品は以外とおとなしいが10万円台で1000万画素、つまりD200 と異母兄弟となる。しっかりした実力を持ったデジタルカメラで、受け継いだ「どんなレンズでも手ぶれ補正」が「自動ごみ取り機能」も兼ねたとても小さな実力機だ。今後の展開に期待したい。
持ち出し用ディスプレイケースv2
以前、車で移動していた頃に持ち出し用ディスプレイケースというものを作った。取り込みようのWindowsマシンとセットで使用する為に、「なんちゃってノートブック」型式で、フタを開けるとキーボードやマウスが仕込まれているというもの。海賊の鷹物箱のようなこのセットは最近はすっかりスタジオ内の取り込み専用機になってしまい、あたしが持ち出せない。おまけに頑丈に作ったもので、重くてたまらん。
Mac Book Proを購入した所為で、あたしも持ち出しできる超高性能Windowsマシンを手に入れたという事もあり、ディスプレイさえあれば外でもデュアルディスプレイの環境を手に入れる事が可能になった。そこでディスプレイのみを衝撃や突き刺し(TFTの幕は守らないとね)から保護するものを作ろうと考えた。
素材はランバーコア。丁番をうまく組み合わせると、スタンド、フードを兼ねたものができ上がった。(設計は時々思い出しながら手を入れて3日かかった)そんなには受けないかと思いながらも、重い思いをして電塾に持ち込んだが、結構受けたのがうれしい。都合よくナナオさんや銀一さんも出席していた為、ひょっとするともっと良いものが製品として売り出される可能性もアルかも…。そうなったらうれしいな。だってあたしの手作りだと見た目が悪いんだもの。
防湿ケース
防湿庫をついに購入した。先日、4×5にカビが生えかけていたのにショックを受けた所為。特にスタジオは埃が多いし、オフィス部分はタバコも吸う。その環境にデジタルカメラを置いておくなら、やはり埃と湿気から守ってくれる防湿庫の存在は意味があるように思えたからだ。どうせ買うなら、梅雨になる前に買うべきだろうという事で少し慌てぎみに購入した。非常に密閉背が高く、埃が入るすき間がほとんどない。もちろん、除湿も完璧。イメージセンサ、レンズのコーティングなどをこれで安心して守る事が可能になった。ついに中判カメラさえ、ほとんど使用しなくなってしまったので、数ヶ月もさわらずに置いて置かれる可能性が高いのだ。いざ売るときに値段がつかなくなる事を考えると、まずこれだけで元を取ったような気分になる。
結局東洋リビング製を購入したのだが、値段帯も覚悟したほどではなく、まずまずの金額で購入できた。(もっと高価なような気がしていた)このくらいの値段で「安心」が買えるならお勧めしたい。(って皆さんとっくに導入していたりして)
うちのスタッフに一番受けがいいのが、カメラが高級そうに見える…。なるほど撮影もある程度パフォーマンスを含んでいるのだから、重要な事だろう。隣においてあるのが同じ東洋リビング製の防湿バッグ。実は外のスタジオの応援で、数日間出張する事が増えそうなのでそのままカメラを置いておくのが気になるのでこれもついでに購入。
フィルムは何とか売れた。
後日談になるが…フィルムは売れた。インターネットからあちこちの販売情報を調べたが、ほとんどが取り扱わないという話だった。ただ、2件だけが買い取るという事で、送料負担で送る事ができるところにお願いした。結果は25%程度の買い取り。まあ、良しとしなければならないだろう。このての生ものはどうしようもない。
4×5も売る事にした。(まだ手元にあるけど)2年以上一度も使用しない機材を持っていても仕方があるまい。腐る前に換金する事の方が効率的だろう。今のうちに組立暗箱だけは買い残しておきたいのだが、それも長期間使用せずに保管する自信がないしなあ…。
さて、ブローニーカメラはどうする??これは可能性を考えると、ちょっと捨てきれない。こいつを捨てるのなら、FUJI-ハッセルのボディとレンズを用意し、デジタル、銀塩対応したほうがよさそうな気がする…。やはり完璧に銀塩を捨てる事はできないな。
4×5のカメラ、どうしよう??
4×5…こいつを撮影に引っ張りださなくなってから、どれだけ経つだろう?
確か4年くらい前に料理撮影で使ったきりのような気がする。中を開けてみると、一部分にカビが生え始めていた。これでは、せっかくの資産が一文にもならなくなってしまう。ポラロイドホルダーには、モノクロポラが残っていた。もっとも、ほとんどのカメラマンもそうだろうが、資産としての償却はとっくに済んでいる。というので、気に入っているレンズだけ残して、すべて売り払う事にした。多分いくらにもならないが、それでもメモリーカードやレンズの1本位は購入できるのではなかろうか?
で、せっせとカビを落とし、磨いておいたが…。どうしようかねえ?
正直な話、バックタイプのデジタルカメラを使用する最も、多分もう使わないだろうなと思うのだ。何せ、3000万画素を超えたイメージセンサーでは、大判レンズもそんなに使えないだろうし、ピント合わせが追いつかないだろう…。デジタルバッグ用に開発されたカメラを使用するほうがはるかに理にかなっている。
そういえば、あたしのスタジオの最後の銀塩のとりでになっていたお仕事も、今年になってから銀塩での依頼が来なくなってしまった。いつの間にか、あまたデジタルカメラあtる100%になってしまっている。余ったブローニーEPP100本!堀内カラーに置いてあるヤツどうしてくれるんだ!!これだって5万円位したんだもの!
誰か買わない?モノクロポラも余っているからあげるよ!!
うん? そうなるとブローニーカメラもいらないってことになりそうだね?
あたしはずっとゼンザブロニカを使用してきたんで愛着は一番多いけど、これどうしよう?きっと売っても二束三文だよね?最近までは銀塩フィルムとデジタルカメラの比較って結構あったんだけど、すっかりそんな依頼もなくなったしなあ…。
メモリーカード
4GBのCFカードを買おうかどうかずっと迷っていた。もちろん銘柄はサンディスクのエクストリームIII。一枚入れたら、それだけで十分な撮影が多く存在しそうだ。(あたしがロケでメインで使用するNikon D200はRAW圧縮があるんで高周波成分が少なければ1ファイル約7メガ、多くて10MB前後だ。ということは2GBで約200カットは確実に記録できる。実は大概の仕事はこれで十分。建築のロケでも間に合うことが多い。一番大量に使用するのが作例や自分の作品を撮影しにロケに行くとき。その場合でも10MB (約1000カット)あればおつりが来る。そして、あたしの仕事のし方はカードが満杯になったら、どんどんバックアップを作り、リスクを減らすスタイル。ということはこまめにバックアップをとれるほうがいいに決まっている。そこで2GBで枚数を5枚稼ぐことにした。今まで使用していた1GBのメディアとマイクロドライブのすべてを合わせると、20GBオーバーの量は確保できる。これで一安心だ。
アートワーク
あたしはJAZZが好き。でも昔は(今もだが)レコードを買うお金がなく、あたしはクロフォードブラウンとエリックドルフィー、バドパウエルを集めるから君はマイルス。君はソニーロリンズ、君はチャーリーパーカーだけでいい、なんて振り分けてレコードを交換してテープに録音していた。デッキはもちろんソニーのデンスケ…。
まだ貸レコードもあまりなく、タワーレコードやディスクユニオン(なつかしい!!)の中古をあさっていたものだった。偶然見つけて買ったスタディ・イン・ブラウンがひどい海賊版で安物買いのナントカだったことも…。
そのうちお金は機材とフィルムを買うためだけに使うようになり、テープも古び、レコードプレイヤーも無く、ましてや時代がCDになり、CDプレイヤーを買う金なぞどこにもなくなり、ついにあたしは音楽を聴く、ということからどんどん遠ざかっていった。
時代は遷り、ついにコンピュータが音楽をため込むようになり、(そう、あのiTunesの日本発表時のジョブズの講演は早川先生たちと聞いていたのだ。その日にダウンロードしてそれからあたしのCD集めが復活した)すっかり便利に使うようになった。今のあたしの会社は神田に近く、ジャニスというレコードレンタル、いやCDレンタル店にほど近い。こうなると、何も買う必要はなく、ジャケットなんかいらないや、と思っていた。楽曲はどんどん溜まり、現在あたしのサーバには5000曲位が詰まっている。音楽に不自由することは無い…。ジャケットなんかいらないもん、と思っていたのだが、ちょっと考え違いしていたらしい。
誰もがそうだったと思うのだが、レコードをすり切れるほど聞いていた頃、その間はジャケットとライナーノーツを穴が開くまで見つめ、読み返し、「現在演奏中のレコード」をかける場所まで作っていたはず…。そう、アルバムはジャケットの画像にくくられて記憶されていたのだ。音だけ聞いていると、パーソナルや時代背景がついてこないのだ。
先週は、特にこの土日は時間があり、ついに一念発起して、ジャケットをアートワークに張り付け、コメント欄にパーソナルを打ち込む(といってもcopy&paste)作業をおこなった。かくしてiTunesにもiPodにもジャケットが表示されるようになり、実にJAZZを聞くのが楽しくなった。あたしが集めているのはバップ以降のものが多く、フュージョン(死語だね)にはいった頃まで。物置から引っ張り出したスイングジャーナル編集の「JAZZ&JAZZ」「これは確認したら1970年後半に出されたものだった。物持ちがいいね)というディスコグラフィーと引き比べながら、そろえていると、実に重要な「大好きな」アルバムがかけていることに気がついた。そしてまた「ジャニス通い」が3年ぶりに復活したというわけだ。でも、こんな古い資料でも役に立つんだ…骨董品しか集めていないみたいだね。
久しぶりに目一杯集めたエリックドルフィーを散々聞いている。