6月6日午後4時。新生αの発表会が表参道ヒルズで行われた。ミノルタがコニカミノルタになり、そしてαマウント一眼レフはソニーに引き継がれた。家電メーカーが本格的に一眼レフに参入するその第一段という事だ。個人的には生き残ったことに胸をなで下ろしている…。じつはαマウントは持っていないのだが。
いくら技術があっても、かなりの基礎体力、開発力が無いと生き残っていけない世界になってしまったデジタルカメラの業界。今後もこのような動きがあるのかもしれない。
1985年、あのジーンズを脱いだCMでセンセーショナルに始まったアルファシステムはメカトロニクス、高密度実装、LCD,CCD,などのイメージセンサ、大規模集積回路、エイシックの開発、など、マウント、レンズ、画像処理技術以外はほとんどを持っているソニーが受け継いだ。最初の製品は以外とおとなしいが10万円台で1000万画素、つまりD200 と異母兄弟となる。しっかりした実力を持ったデジタルカメラで、受け継いだ「どんなレンズでも手ぶれ補正」が「自動ごみ取り機能」も兼ねたとても小さな実力機だ。今後の展開に期待したい。