スタジオバクの前野さんの依頼でカメラマン向けのセミナーを行うことになった。
その為、10時にホテルを出発し、新幹線で名古屋へ。松坂屋の9階できしめんを食べ、メールをチェック。今回は2時間で全てを話しきらなければならない為、いつもと少々違う内容をアレンジする。きしめん定食を食べながら、1時間ほどで原稿を作り、会場入り。
APA、あるいは今後APAに参加しようとする方々で構成された受講者というのはあたしにとっては少々敷居が高い。それでも丸々2時間、講演をして、今日も飲み会に入る。今日のホテルは東急インで宴会場の真上だ。飲みすぎてもそのままエレベーターで上がればべッドに倒れ込むことができる。
その気安さのせいか、宴会後は二次会に行き、気がつくとAPAというよりは電塾のメンバーの飲み会になっていた。越野さん始め、スタッフの方々、ご苦労様でした。
さらにその後。初めてスタジオバクの佐々木氏と指で3次会に突入。何だかものすごくうまいお店だった。
まさしくエレベータを登り、ベッドに倒れたようだった。何しろ今日も最後の方の記憶があやふやだ…。
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大阪二日目
大阪の会場にはモデルさんが三人いて、にぎやかだ。今日も大阪に宿泊する為、今回のみ早朝のセッティングだけでなくそのまま会場に残ることにした。いや、いろいろなお客様がいるものだと思った。どうしてもRAWで撮らせろ、とか自分のカードを使用したいとか、…。新機種を使用した撮影会なのに、バンバン自分のカメラで撮影する人とか…新しいVR付きの18~200を使わせろとか…。もちろん、あたしも比較用画像が欲しいのできっとそうするけどね。
明いている時間に講師の阿部氏が撮影セミナーを行い、これがまた好評だ。しかし、実にサービス精神が旺盛。頭が下がる思いだ。
午後になって横島氏、福島氏が見え、一緒に心斎橋へ。中村さんのスタジオを見学し、そのうちに森さんも合流してそば屋で宴会。森さんと横島さんは意気投合していた。横島さんが人形をいろいろなシチュエーションで撮影してくれるのだそうだ。
あたしはさらにその後ニコンさんとの飲み会に一作へ。大阪では指折りの日本料理店だそうだ。織作さんとは初めて名刺を交換させていただいた。
今日は自腹で心斎橋のホテルに宿泊。いつ眠ったのか良く覚えていない…。
大阪初日
新幹線で大阪入り。KDBの川畑さんと食事をし、いろいろなお話をした。ゆっくりお会いするのはもう2年ぶりになるだろうか?札幌の山田氏もいろいろと精力的に活動しているが、彼もデジタルで全国区のグループ展をやろうよと壮大な夢を持っていた。電塾はいくつか支部を持っているのだから、その辺りをうまく運用して、全国区の運動に広げることができたらこれは実に楽しいことだと思う。こんな動き、大歓迎だ。コマーシャルをやってるカメラマンも作品をつくろう!
大阪の会場には4時に入ったのだが、セットアップに時間がかかっているようで、かなりの時間ができた。そこで展望ルームに行ったり、TWCの内部を撮影して時間を潰す。展望台があり、800円で上れる。高いような安いような…。でも高いところが好きなので早速登ってみる。
ちょうど薄暮ころに登り、撮影しているうちにどんどん暗くなっていった。今日の写真はその一枚。
会場が広いせいか、撮影ステージも広く、ライテングも余裕だ。
でもパワーを上げると、バラストがどうしても不安定になるので、少々お年気味。シャッタースピードが1/100だと、結構ぶれるということもあり、(何せ1000万画素だもの)感度を200に上げて挑戦。仕上がりは上々。
このカメラは感度200でも商品撮影、人肌の撮影に充分使えると実感した。
今日もホテルに帰って風呂に入るとすでに13時を過ぎている。
ところで今日のホテルはハイアット。非常に広い部屋で、特にバスルームの作りがすてき。残念なが長い玉しか持ってきてないのでその写真はないが、一人で使用するにはとてももったいないと思う。
でも一人だし…。寂しく寝るとするか。
祝日
基本的にはお休みだが、写真学会のカラーマネージメントセミナーの打ち合わせがあたしのスタジオで行われた。今回はレジメを実際に印刷で作り、カラマネの効用を実感してもらおうというもの。印刷が12月初めに行われるということで委員全員慌てて原稿を作り、突き合わせることになった。
実際に使用するデータを集めてあれこれページネイションするうちに6時を過ぎ、食事をしてさらに必要な項目を撮影することになった。それやこれやをしているうちに今日も自宅に帰ると12時。明日は大阪だ。
名古屋~東京
名古屋のD200の会場では、今回もセットアップが終った後にトラブル。
一番左のタッチライトが消えてしまった。あたしがライトの光束をちょっといじろうとしたら、ポン、と消えてしまった。幸い再起動で何とか点灯してくれたが、やはりHMIはちょっと怖い。というか、充分に取り扱いに注意しなくてはならないのだと思った。
予定より40分遅れて10時半の新幹線に飛び乗り、何とか1時30分にスタジオに帰り着く。お客さんと相前後しての到着だったのでちょっとはらはら。
本日のお題はビクーニャって言う南米の高地に生息するとても希少な動物(やぎの仲間らしいがとても穏やかで可愛い顔をしている)の毛で編んだマフラー、ストールの撮影。なんと大判のストールは400万円もするのだそうだ。小振りのマフラーで5~60万円。とても趣味で買えるような値段ではない…、というかお金持ちが趣味で買うような値段のモノ。あたしには関係ないが、その風合いは元の動物に似て、何だか優しい気がした。
こういった撮影はちょっと久しぶり。黒いストールの質感を出すのに少々苦労した。昔のデジタルカメラだったら、かなりきつかったろうと思う。
今年はインフルエンザの予防注射をすることにした。インフルエンザにはこのところかかってはいないが、今年は合併症や感染症で鳥モノなど怖い材料があるので、念のため。ちょっといたい。
夜8時からマンションの理事会。今日は内々なので、マンション向かいのおそば屋さんの二階でそばをたぐりながら打ち合わせ。予防接種をしているので、あまりお酒は飲めない。
なぜか名古屋
月曜日はセミナーの日。今日は周回遅れの方が2名いて、初めて総勢5人というセミナーだった。やはり受講生が多いと、やりがいがある。デジタルフォト撮影、露出とホワイトバランス、シャープネスと画像解像度。ライティングの実際と盛りだくさんだったが、あたしは急に名古屋に行かなくてはならなくなった。もちろんD200の全国ツアーの一環。名古屋は特に会場が狭く、天井が低いので、それなりにライティングが大変なのだ。
5時にセミナーを終え、神田駅に向かい、中日ビルに着いたのは7時半。慌ただしくセッティングを終了すると、すでに9時過ぎ。ひつまぶしを食べると絶対に帰れないので、明日の撮影を午後に回してもらい、名古屋に一泊となった。
阿部氏や塙氏とばか話をしながら、ホテルに帰る。
名古屋のライティングは、札幌よりもちょっとドラマチックに。この違い、分かるかしら?
UPS
日曜日というのに、昼から会社へ。あたしがいない間に溜まった処理をこつこつ行う。
なぜか、いない時に限って、あたしにしか分からないプリントアウトやらデータの処理が舞い込むのだ。
邪魔な電話が入らなかったり、来客も少なかったりで、結構この時間は好きなのだが、昼飯を食べるところが全くないのが悲しい。そこで、自宅前のそば屋、尾張屋さんで腹ごしらえをして午後出勤。
しかし、こういう時に限ってトラブルはやって来る。コンピュータを起動していくと、あたしのメインマシンのそれもメインのハードディスクが、からんコロン言ってる。メインの1テラのサーバの空き容量が70GB程度になっているのに気がつく。スマートシャープをかけると、買ったばかりのUPSが過負荷を叫び、ブザーが鳴る。
マシンはすぐに復旧したが、保存容量はどうにもならない。結局、個人用のRAID51 TBを追加購入する事になる。これで決定的に過負荷が決まるので、UPSも一台追加購入。
そうそう、最近私のスタジオではUPSを三台入れ替えた。去年にバッテリーを載せ換えたUPSが、一年で悲鳴を上げ始めたのだ。メーカーに問い合わせると、UPS自体の寿命はせいぜい5~6年だという。(知ってました?)あたしはかなり始めのころに購入していたので、長いもので8年、直近でも3年は経っていた。ということでもっとも古い種類をまとめて買い替えたのだ。今回のヤツはAPCのSmart UPS 500。これは電圧不足や、過電圧でも100V近辺にバランスしてくれるもの。ちょっと高いが、ふるいビルでは重要な事のような気がする。ちなみにAPCでは古い機種を送り返すと、2000円のセンドバックサービスをやっていたので、少しうれしい。
その後、例により、こつこつ仕事をし、今日は珍しく7時ころに帰れそうだ。
あたしの帽子
土曜日は疲れ切って起きられない。やっと午後になって起き出し、私のガールフレンド、根岸さんや森さんのグループ展を見に行く。運良く皆と合流でき、いつもの通り、飲みに出かける。とはいってもメンバーの半分は飲酒不可。あたしと根岸さん、新人の女の子の三人でひたすら飲み、焼き、食っている。今日は皆バてばてらしく、珍しく11時前に御開となった。
ま、飲み会の話題はともかく、展示されている人形がすごい。何がすごいって、その仕上がり、センス、バランス…。根津の小さな雑貨屋さんに置いておくのはあまりにもったいない。何かもっと大きな、というか多くの方の目に留まるようなところに置きたいとあたしの女房がしきりに言っておった。あたしも同感。(別にその雑貨屋が悪いというわけではない。ただ、来店してくださる方の数が…ということで、あたしもその雑貨屋は気に入っており、行くたんびに何か見つけては購入しているのだ。
こういった才能のある人を見つけることができるのはうれしいことだ。でも、その才能を伸ばすというのは多くの目に触れる、ということにつながるのではないだろうか?その辺りに実力の無いあたしは、せっかくこんなもの(人)を見つけたのに…と悲しくもなる。もっとも本人はそんなあたしたちの言葉は何処吹く風で、好きなモンを好きなだけ作ってと自然体だ。
最近あたしは帽子をかぶることが増えている。実はこの帽子はその森さんという彼女が作ってくれるもので特別あつらえ。坊主にしてから、冬場がつらかったのだが、これで何とかしのいでいけそうだ。
札幌二日目
初日が明けた。Nikon D200の全国ツアーの開催となる。
10時に最終チェックを行い、全てのデモカメラのホワイトバランスをプリセット使用としたとき。
そこでお待ちかねのトラブルが起こった。
4灯のHMIの内一灯が発光しない。急きょ、ライティングを変更し、3灯ライトに変更。
以外と結果が良かったので、これをベースに、代替の一灯を待つことに。
すでにお客さんがすでに40人以上待っている。あたふたと準備を済ませ、ホワイトバランスを取り、客入りとなる。
最初ははらはらして見ていたが、何とか無事にきれいなプリントが出ている。良かった良かった。
あたしはお昼をご馳走になり、さっさと撤収。羽田に向かう。
途中 若くして死んでしまった鎌田の友人の家に久しぶりに線香を上げに行く。夕飯時にお邪魔してしまったので、成り行きですき焼きをご馳走になってしまった。彼の娘は来年大学生になるそうだ。あたしたちが出会ったのも確か学生になったばかりだった。
本日の写真はD200の骸骨。というか重さの秘密はこれだ!というとこ。
Nikon D200
今日は札幌。
飛行機の中ならすでに消えない雪が見えた。
かなり寒いと覚悟していたが、おりてみるとかなり暖かい。
札幌のお兄ちゃん、山田氏と落ちあい、お昼を市場のすし屋でご馳走になる。
その後、新年のセミナーの打ち合わせと、彼の壮大な事業計画、というか人生計画を拝聴し、ちょっと当てられぎみ。
こんな人生を設計し、送っている人が身近にいると思うと、その知り合いである自分もまんざらではない気がしてくるのが不思議だ。
この内容は、5年したら、あ、そうだったのかと皆思うかもしれない。
そうそう、来年にも話題になる何も知れない話を含めて…。
なぜ札幌にいるかというと、ニコンD200の全国ツアーの皮切りが札幌で、そのお手伝いにきているのだ。
別にセミナーを行うわけでも無いし、あたしが特別に撮影したデータを大野橋に飾る分けでもない。お客様に、データを持ち帰っていただくために、モデルさんを撮影する会場のライティングを行うライトマンとして参加している。
ヨーロッパでは当然のライトマン、なぜか日本はカメラマンが全てを行う。それだけ日本人は、個人個人がスーパースターでないと仕事ができないという環境もあるのだろう。
久しぶりに露出計を持って、ステージの上のEV値を測光する。あたしが35mmタイプをデジタルに移行して、6年。それ以来の露出計の活躍だ。
何しろ、12EVの光量を確保し、常に6~8人のお客様が同時に撮影し、それでも問題がないようなライティングを、という依頼なので、まるでTVスタジオのようなライティングになってしまった。それでも仕事をしているふりはしなければならない。デジカメって、撮影してみれば、答えは出るのだが、露出計を意味あり気に振り回してみると、それなりにありがたく思えるのではないか、というあたしの思惑。しかし、あに図らんや、実感したのは、測光してみると、結構面白い事がよく分かるということだった。露出計の出番はまだまだあるようだ。
ここでいちいち書けるわけではないが、露出の許容範囲というものが数値で出てくるのだ。平均的に、何処のポジションから撮影しても、充分に行けるライティングを作る(それも決められた電気容量の中で)という仕事は、なかなかやりがいがあるものだった、結果的にはあたしは絶対にこんなライティングはしないな、というもんではあったが、さまざまな要求を満足させると、こういった答えが導き出せるという、とても貴重な体験だ。
今回アップしている写真は、その中の最後セッティングになる一枚。背景が黒で、モデルの衣装が白。しかも正面側からしかライトを入れることができない。おまけにシアンからパープルにかけてのグラデーションカラーが存在するというデジタルカメラ泣かせのシチュエーションの中で、それなりに健闘していると思う。写真のできとしては、論外だが…、不思議なパース間を醸し出す背景とモデルの衣装、メークの奇抜さに救われ、それなりの写真が楽しめるようになっているはず…。
これから、このイベントは名古屋、大阪、東京、そして仙台福岡と各会場をを回る。未だあたしはD200 のレポートを書けないでいるが、そんなものを見るより、実物は一見に如かず。ぜひ、会場に来て撮影してみてください。きっと衝撃を受けるはず…。
モデルさんは、会場で違うけどね。