これで5回目になるのだろうか…。印刷機のハイデルさん主催のセミナーに招かれるのは。初めての東北巡業となる。
まだ完全にセッティングされていないMac Book Proでのセミナーは、ちょっとどたばたしたが、何とかしのぐことができた。セミナーの最後に「フォトのつばさ」のデモをやり、いつものように好評だったが、案の定「Macで動くんですよね」との質問がでた。いえWindowsだけですと答えると、「だって動いているじゃないですか」との再度質問。すかさず、「IntelMacでしたらWindows上で動作します」とあたしは得意げに答えた。これ、絶対質問が来ると思ってたんだ。快感!
でも、このマシンのディスプレイにWindowsが走っているのを見るのはいまだに慣れない。どうにも不思議な…納得できない気がする。
セミナー終了後、山形に向かう。あたしのお兄ちゃんが山形にいるのだ。昨年のお盆には会えなかったので、2年ぶりに飲むこことになった。
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Mac Book Proはまだまだ続く。エクストリームIIIと105マクロ
私は今まで「フォトのつばさ」とNikon Capture 4のためにわざわざロケに2台のマシンを持っていっていた。得意な仕事は得意なマシンにやらせればいい、という信念のためだ。基本的にはMAC信者ではあるが、Windowsのよさも捨てきれない。
これがIntelMacの登場、そしてもっと後だろうと思っていたMacでエミュレーションではなくネイティブで動作するBoot Camp発表されるとなるといても立ってもいられない。Appleの戦略に乗せられた形ではあるが、ロケに持ち込むマシンが一台ですむというのは私にとって朗報だ。でもそうなると、今まで私を支えてくれていたWindowsマシンの行く場所が無くなってしまう。
そう。この三年間わたしの取り込み、セレクトマシンとして活躍してくれていたIBMsinkpadが不要になってしまったのだ。
ソフマップで5万6千円なり。下取りに出してしまった。其れが何に化けたかというとsandiskのエキストリームIII2GB×3枚。メデイアの数と量は多いほうがよろしい。ついでにニコンのレンズ、105mmF2.8マクロも買ってしまった。このレンズは発表のころにちょうどPIEがあり、はまってしまったのだ。どんなけ近接しても変化しない全長(マクロレンズではいままでありえなかった)公表F値よりも明るく感じるコーティング。どこまでも収差を感じさせない品質の高い設計。ばかでかいことを除けば、十分に買いに値するレンズだ。
Mac Book Pro続き
今日は大丸にコシノヒロコの展覧会を見に行く。その後スタジオに戻り、Mac Book Proのチューニングを再開。.Macがあるので、Mailの設定やiCalは簡単に同期できる。実にありがたい。手持ちのカードリーダーも、iPodも、どちらでも問題なく認識する。しかしプリンタ(PX6500)が動作しない。 エプソンのサイトで確認すると、8月ころにインテルMac用のドライバをリリース予定という。当分はダメだな、と思っていたが、試しにネットワーク越しにプリントしてみると、見事に動作した。この手が使えるなら、あたし的にはOKだ。
NEC三菱電機のRDF225WGはつないでみたが、うまく動かない。IntelMacの所為か、ビデオボードの所為か判断できない。そういえば以前の PowerBookG4 15 inch でも動かなかった気がする。ほとんどのアプリケーションはcacaoできちんと動作する。Jeditは動作しなかったが、メーカーサイトにベータ版がでていた。それで問題なく動作している。これでやっと日記を再開できる。
早々、Aperture1.1も動かしてみたが、これは結構快適に動作した。クアッド以外ではマシンがこのクラスになってやっと本領発揮だ。
Mac Book Pro到着
待ちに待ったMac Book Proが到着したとソフマップから連絡をもらった。連絡が来たのが午後の4時位だったので、自宅から取りに行き、スタジオに向かう。早速Boot Campをダウンロードし、説明書を丁寧に読む。何しろ失敗すると2台分のセットアップをやり直さなくてはならないのだ。
説明書きによると、AppleはBoot Campを使用した上でのトラブルにはいっさい関知しない。だから仕事に使用するマシンではこれを実行することを進めない。とある。これなら、純正のアプリケーションに頼らずに、サードパーティセイのでもよかったのかなとも思う。おまけに、Boot Campに関する、意見、バグ報告は歓迎するという。ベータテストをただでやっているようなものだ。(いや、ただではなく、そのためにかなりお金を払っている)
ということで、いつもより念入りにテキストを読むことにした。時間がかかる。
FAT32でウィンドウズパーティションを作成するとMac OS Xからの読み書きも可能となるということで、そちらを選択。当然32GBが最大サイズになってしまう。ま、Mac側に70GB以上を与えたかったので、それはそれでいいということにした。ただしMac側から直接データを書き込むと、ファイルネームの頭にドットがついたファイルが生成され、それがうっとうしい。Mac OS Xは(OS9の時代から)それが必要であり、見える必要はないため不可視となっているのだが、Windowsには不要なのだ。おまけにこれが不可視ファイルになってないため、幽霊のようなファイルが書き出したファイル数だけ、生成されるというもの。これは覚えておいたほうがいいだろう。
Boot Campを使用してパーティションを切る。これは起動DVDから起動してパーティションを切るのだと思っていたら、Mac OS Xがインストールされた1パーティションの状態から、直接ウィンドウズ用のパーティションを直接切り出せるという優れものだ。もっとも、1パーティションでなくてはならないらしく、Mac側にPhotoshop用の仮想記憶ディスクを切り出すことができないのがちょっとつらい。この作業が終わった後でMacボリュームをパーティション化することもできない。今後改善して欲しい部分だ。バックアップハードディスクを用意して、それを使用しながらデータを移動させて(あるいは初期状態では、秋部分が多いのだから、そこを利用して)パーティションを切れるようにしたらいいのに…。やはりシステムとPhotoshopの仮想記憶領域は別に扱いたい。
早々、Windowsのインストールは結構時間がかかる。何でフォーマットするのにこんなに時間がかかるのだろう??
Boot Campに失敗した。いや、Windowsのインストールまではうまくいっていたのだが、Mac 用のドライバのインストールに失敗したのだ。これはMac Book Proに仕込まれているデバイスをWindowsに登録するための作業で、これがうまくいかないとマシンとして動作しなくなってしまうのだ。その作業の中でATIのビデオボードがうまく認識できないらしい。3回目で何とか認識してくれるが、テレビがどうのこうのというアラートがでる。こいつを処理しようとどたばたして、2時間が過ぎる。どうやら、あり得ないものに対するアラートだったらしく、単に今後表示しないというチェックボックスをチェックして終わりにするが、これに納得するために2時間もかかってしまった。
その後、「フォトのつばさ」、Nikon Capture 4をインストールし、動作を確認。Windowsの起動もMac OS Xの起動も素晴らしく速い。「フォトのつばさ」もNikon Capture 4もまさしく高速に動作する。実に快適だ。
Windows部分は必要最低限のアプリケーションで動作させたいので、これ以外ハMonaco OPTIX XR PRO、位で終了させる。
Mac OS Xは移行ツールを使用しないで新規にインストール。キャッシュのゴミまで持ってくるのがいやだったから。こちらは使えるようにするまで20以上のアプリケーションをインストールしなければならない。気がつくと午前6時になっていた。
ゴールウェイ多摩境ロケ
9時に多摩境に着いているってことは7時には自宅を出なければならない。建物の向きがほんの少しだけ東を向いているので、お日さまを受けて撮影するチャンスがこの時間しかないのだ。撮影自体は1.5時間ほどで終了したが、実は夜景もとるように言われている。このまま待つと、どうしても10時間は待たないと撮影できない。しかも駐車場に車がない状態での撮影を依頼されているので、深夜、客が少なくなったときしかチャンスがないということで、いったん退却し、再度深夜に出動することにした。三脚などはすべて起きっぱなしにして、身体だけが往復することにした。
通常はこのような事態になっても往復の電車の中で仕事ができるのだが、今は PowerBookG4 15 inch が壊れていて、使えない。電車の中があまりに暇だ。そこでiPodで音楽でも聴こうと思った。普段はゆっくり聞くことができない交響曲などをじっくり聴くのもいいなと考えたのだが…なぜか片耳からしか聞こえてこない。どうやらイヤーホーンの片方が壊れたか断線したようだ。オーケストラを方チャンネルで聞くと、かなり情けない。右側のコントラバスなどがどこかえ行ってしまったようになるのであきらめることにした。
スタジオに帰り、昨日の仕事のチューニング…これも PowerBookG4 15 inch が元気であれば、どこでもできることだったのになあ。
21時にまた、多摩境へ出向き、撮影。終電一個手前でスタジオに戻ることができた。
マンションの面材ロケ
久しぶりに仕事に出る。マンションのロケだ。相変わらずタクシーで現場に向かうが、今日はちょっと大目の荷物で、私一人の出動だったので、きつい。ジュラルミンおトランクを使用しているが、これを何とか運びやすいものに変えたいと思う。
ロケ自体は順調に推移し、夕方5時には荷物をまとめてスタジオに帰る。明日は早朝から別件の建築(こちらは屋外の撮影)なので処理も大ざっぱで帰ることにする。
大北様来社
電塾の午前中に行っている「もっと優しい電塾」に参加している大北様が来社。私も愛用している旧NEC三菱電機のRDF225WGを所有しているが、どうにも使い方がわからないということで御足労願った。カラーマネージメントは理屈を知った上でないと運用できないのが現状。もっと気楽に設定できるようになるには、まだ時間がかかるのだろう。ハードウエアキャリブレーションは確かに誰でも簡単にディスプレイキャリブレーションをしてくれる仕組みだが、実際には、最初の設定値に対する知識が要求される。環境光の明るさ、白色点を測定する機能を盛り込む必要があるが、それをすると使えるセンサーが限定されるだろうなあ。
カノッサンの屈辱II
一昨日飲みすぎたせいなのだろうが…昨日私のPowerBook G4 15″ を起動しようとすると、なんと液晶が点かなくなってしまった。かなり酔っぱらってはいたけど、何かにぶつけたりしたのかも…。明るいところで確認するとうっすらとディスクトップが見えるので起動はしているようだ。バックライトがいかれたのか、バックライトに繋がる線が切れたのか…。前者なら修理に12万円はする。はっきり何かにぶつけて壊れた、と言う理由がない(あるいは酒によって忘れている)ので保険もきかなそう。始めはあぜんとしていたが、これは買い替えの立派な理由になるじゃないか!。再来週にはまたセミナーもあるし!。確か前回のPowerBookG3/233の時もiBookの時も同じ理由で買い替えたような気がするなあ…確か全く同じ壊れ方だった。こいつらは買い替え時期になると液晶パネルが消えるような仕組み(タイマー埋め込みか、いい加減に壊れろ!と言う指示をインターネットを通じて出せるような…)を持っているんじゃないか??
で、即稟議を通して12ヶ月月賦で購入する事になり、アップルストアでクリックしそうになった。
でもこのまま購入するとWindows OSは別に買わなくてはならない。確かあいつのOEM販売は通常の半額くらいになるはず。MacBook Proはその対象にはならないのか?また、さすがにゼロ%金利はないだろうけれども、もう少し安いローンをやっていないかと思いヨドバシやソフマップに行って見る事にした。お金がないのは辛い。「フォトのつばさ」や「Nikon Capture」の動作を確認する必要もあったし。
ヨドバシではOEM販売の対象にはならないとばっさりきられ、BTOも下のランクしか設定がなく、アップル純正のメモリーが買えないと言う。ローンも12回で7%ほど。アップルストアよりも高いのですぐにやめてしまった。ソフマップではWindows XPのOEM販売OKでアップルストアと同じBTOが組めると言う。しかも今日は週末特価で1万円引き。さらにソフマップカードは12回までは年利1%だと言う。(ええ、とポイントは5%でこれはヨドバシとおんなじで結構おいしい)ここで「フォトのつばさ」と「Nikon Capture 4.4」をインストール。Photoshop CS2はすでに入っていたのでiPodに入れて持ち込んだRAWデータをバンバン入れて動かしてみる。なかなか快適に動く(と言うよりもほとんど普通のWindowsとして動く)ので全く問題を感じない。あたし的には「フォトのつばさ」と「Nikon Capture 4.4」さえ動いてくれたら問題がないわけでもうこれ以上待つ事はないと、さっさと購入決定。
これで今まで出先に2台のポータブルマシンを持ち込んでいたのが、一台にできる。ただし、ウィン用とMac OS X用にパーティションを切らないと使えないのが玉にキズ。120GBのハードディスクでも足りないくらいだ。Mac OS XからWindowsのディレクトリは見えるが、WindowsからMac OS Xは見えないのでWindows XPのパーティションにデータをためる事になりそうなので、こっちを広めに設定するのがベストだろう。使いたいOSが変化するとリブートすると言う、なんともお粗末な使い方だが、Mac OS X側のフォーマットがもう少しまるく?なれば将来的には同時切り替え、と言うかユーザー切り替えのように変更できるようになるのではないかと期待している。
ともかくも、これであたしもMacBook Pro 2.16GHz Intel Core Duoユーザー。
アマチュアカメラマンのためのカラーマネージメント講座
朝、MacでWindowsがが起動すると言う大ニュースを聞きながら、アマチュアカメラマンのためのカラーマネージメント講座の準備を行う。それでも陳さんにMac版の「フォトのつばさ」の開発は急がなくてもいいよって電話してしまった。本来の要求とは違うんだけどね。ほんとはMacでもうごく「フォトのつばさ」のが欲しい。
さて、今日のセミナーはいつもと違う。普段はプロ相手なので気が楽だが、アマチュアさん相手というのは初めて行った。このカラーマネージメントというある種「怪物」を、できるだけ正確に、かつどれだけ分かりやすくお話できるのか、というのが大テーマだったが、やはりある程度の素養がある方には分かってもらえる物の、「初めて聞いた」という方には「よく分かんない」とのお言葉を頂き、がっかりする。ま、それでも、目の特性だけはびっくりした、と言ってくれたので、この先に期待するとしよう。倉持さん、柿崎さんたちと飲んだ後、鴬谷の寿司屋で明け方まで飲む。
新宿
風邪は少し治まったようだ。油断はできないが…。
ニコンの新宿のサロンでプリントセミナーを開催するための下準備に午後から新宿に向う。ついでなのであたしのNikon D200とNikon D2X を持ち込み、センサーのお掃除をお願いする事にした。打ち合わせが終わり、あたしは久しぶりに何も無い夕方なので皆さんといっぱいやりながら飯でも、と思ったけど皆会社からの呼び出しや、夜のセミナーで時間がないようで、寂しく自宅に帰る事にした。1941年版の奥様は魔女を見る。むちゃくちゃ面白かった。