待ちに待ったMac Book Proが到着したとソフマップから連絡をもらった。連絡が来たのが午後の4時位だったので、自宅から取りに行き、スタジオに向かう。早速Boot Campをダウンロードし、説明書を丁寧に読む。何しろ失敗すると2台分のセットアップをやり直さなくてはならないのだ。
説明書きによると、AppleはBoot Campを使用した上でのトラブルにはいっさい関知しない。だから仕事に使用するマシンではこれを実行することを進めない。とある。これなら、純正のアプリケーションに頼らずに、サードパーティセイのでもよかったのかなとも思う。おまけに、Boot Campに関する、意見、バグ報告は歓迎するという。ベータテストをただでやっているようなものだ。(いや、ただではなく、そのためにかなりお金を払っている)
ということで、いつもより念入りにテキストを読むことにした。時間がかかる。
FAT32でウィンドウズパーティションを作成するとMac OS Xからの読み書きも可能となるということで、そちらを選択。当然32GBが最大サイズになってしまう。ま、Mac側に70GB以上を与えたかったので、それはそれでいいということにした。ただしMac側から直接データを書き込むと、ファイルネームの頭にドットがついたファイルが生成され、それがうっとうしい。Mac OS Xは(OS9の時代から)それが必要であり、見える必要はないため不可視となっているのだが、Windowsには不要なのだ。おまけにこれが不可視ファイルになってないため、幽霊のようなファイルが書き出したファイル数だけ、生成されるというもの。これは覚えておいたほうがいいだろう。
Boot Campを使用してパーティションを切る。これは起動DVDから起動してパーティションを切るのだと思っていたら、Mac OS Xがインストールされた1パーティションの状態から、直接ウィンドウズ用のパーティションを直接切り出せるという優れものだ。もっとも、1パーティションでなくてはならないらしく、Mac側にPhotoshop用の仮想記憶ディスクを切り出すことができないのがちょっとつらい。この作業が終わった後でMacボリュームをパーティション化することもできない。今後改善して欲しい部分だ。バックアップハードディスクを用意して、それを使用しながらデータを移動させて(あるいは初期状態では、秋部分が多いのだから、そこを利用して)パーティションを切れるようにしたらいいのに…。やはりシステムとPhotoshopの仮想記憶領域は別に扱いたい。
早々、Windowsのインストールは結構時間がかかる。何でフォーマットするのにこんなに時間がかかるのだろう??
Boot Campに失敗した。いや、Windowsのインストールまではうまくいっていたのだが、Mac 用のドライバのインストールに失敗したのだ。これはMac Book Proに仕込まれているデバイスをWindowsに登録するための作業で、これがうまくいかないとマシンとして動作しなくなってしまうのだ。その作業の中でATIのビデオボードがうまく認識できないらしい。3回目で何とか認識してくれるが、テレビがどうのこうのというアラートがでる。こいつを処理しようとどたばたして、2時間が過ぎる。どうやら、あり得ないものに対するアラートだったらしく、単に今後表示しないというチェックボックスをチェックして終わりにするが、これに納得するために2時間もかかってしまった。
その後、「フォトのつばさ」、Nikon Capture 4をインストールし、動作を確認。Windowsの起動もMac OS Xの起動も素晴らしく速い。「フォトのつばさ」もNikon Capture 4もまさしく高速に動作する。実に快適だ。
Windows部分は必要最低限のアプリケーションで動作させたいので、これ以外ハMonaco OPTIX XR PRO、位で終了させる。
Mac OS Xは移行ツールを使用しないで新規にインストール。キャッシュのゴミまで持ってくるのがいやだったから。こちらは使えるようにするまで20以上のアプリケーションをインストールしなければならない。気がつくと午前6時になっていた。