私は遅刻が嫌いだ。しない訳ではないが、時間に遅れること、特に自分が遅れてしまうことがとてもいやで、遅刻をしてしまうと、その日は誰にも頭が上がらなくなってしまう。実は主導権を握りそこなうから嫌いなのかもしれない。
実は先日、大遅刻をやってしまったのだ。数日前に電話で打ち合わせして、前日に地図までもらい、場所と時間を確認していたはずなのに、私はなぜか、カーナビに目的地は「熊谷駅」と打ち込んでいた。その後は堅くそれを信じ込み、皆にも行く先は熊谷!と宣言していた。関越道は意外と空いていて、問題なかったのだが、川を渡る橋でやはり引っ掛かった。“久田”に5分遅れると電話しろ、と指示して、(もちろんその電話はつながり、了解をえた)目的地に向かった。が、無いのだ。撮影予定のカラオケやさんが無いのだ。バッグから昨日いただいた地図を出し、確認すると、“久田”がいった。「何かのまちがいだよね?。ここに飯能と書いてあるけど…」
「え、熊谷9時でしょう…ナ、ナニ!飯能だって?ちょっと見せてみろ!」
確かに飯能駅前と地図には大きく書いてある。調べるとここから47Kmもあるじゃないか。
なぜこんなことになってしまったのか、わからないしそんなことを調べている暇もあらばこそ、一路飯能へむかう!!なんと、30分程度で到着できた。おまけにラッキーなことに、お客様は別件で遅れるとのこと。30分でセッティングをあげて撮影開始。午前中に料理20カットを撮影し、一気に遅れを取り戻す。(でも翌日納品、というか今日中のWEBアップの約束をしてしまった。やはり主導権は握れないし、お願い事に弱くなってしまう。あ、あ。遅刻はやはりするべきじゃないな)という訳で、今日も70カットほどを画像処理してWEBアップロード。
それでも12時までには家に帰れた。
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誕生日
今日が3月13日だということをすっかり忘れていた。打ち合わせを終えて会社に帰ってきた私を迎えてくれたのは大好きなイチゴのバースディケーキだった。期せずして“久田”、石川、Labの浅岡さんに誕生日を祝ってもらった。10年分のローソクが4本に一年分のローソクが7本立っていたが、いくつになっても嬉しいものだ。が、何か忘れている。なかなか思い出せないのだが、しばらくして思い出したのは免許証の更新のことだ。しまった、今年は免許の書き換えじゃないか!。確かしばらく前にその案内がきていたのに、何で忘れてしまったのだろう。ここのところすっかり物忘れが良くなってしまって、とんでもないことをしてしまった、と慌てて更新案内のはがきを探し出したが、なんと、今年から?誕生日の一ヶ月後まで更新時期が延び、都合二ヶ月間になってたのだ。知ってました?寿命がちぢまったり、延びたりした一日だった。
このところ、ネタが無くて自分の写真ばかりになってしまった。石川がとってくれたのだがどう見ても怪しいおやじだ。
IPPFの写真
池袋の夜の写真を見たいという方々からのご連絡をいただきましたが、やはり公序良俗に反する物を載せる訳には行かない、ということで、当日ブースに寄っていただいた関西在住のカメラマン、塚本氏の当たり障りの無い写真を掲載してお茶を濁させてください。今日20インチApple Cinema Display都23インチApple Cinema HD Displayがスタジオに届いた。残念ながら、買ったのではなく検証用にお借りしたもの。とにかくきれいだ。やや癖が違うような気がするが、これからじっくりと検証したい。
画素数競争に終止符を!
CANON EOS 1Ds、kodak DCS Pro14N辺りの1000万画素オーバーの機種で画素数競争はそろそろ打ち止め、と思っていた。実際、仕事で使用していて、もうこれ以上の画素は無用だな、と感じていたのだ。
しかし、IPPFの FUJIFILM Fine のブースに置いてあった4000画素相当の画像は私を圧倒した。ここまでの絵ができるのか?まだ、諧調特性、色彩などはチューニング前の段階だという。それでもこの仕上がりは見るものを圧倒する。画素数の多さはこれだけのものを見せてくれるのか、と改めて感じ入った。すでに普及している680にターゲットを絞ってきたのは正解だろう。写真館や広告写真家にとってデジタルバックだけを買えばよいという、うれしい状況だ。
しかし、データはどうするんだろう?少なく見積もっても、一画像あたり7300×5200ピクセル位でかるく100MBオーバーになる。ストレージ自体を考え直さないと行けなさそう。1GのマイクロドライブでRAWで記録しても約16枚くらいか?(それでもブローニーの6×4.5よりは多いかも?)
あくまで予想だが、これって4×5以上5×7程度、あるいは8×10に匹敵するのかしら?
何だか頭が痛くなってきたのでもう考えるのはやめようっと。
悩み出すときりがないし。
IPPFのはてに
やっとIPPFが終わった。とにかく、私としてはやっと重荷を下ろした思い。キヤノンさんのブースに立ったおかげで、デジカメの使用法、モニタマッチング、CMSについて不特定多数の方にお話できたことも収穫だと感じた。古い知り合いと多く会えたことも、収穫だろうか?。デモの最中に、私の話に、うん、うん、とうなづいてくださる方が多かったことは、とても心づよい。私にとっても、良い勉強になったと思う。キャノンさんの打ち上げには隣でフジさんの打ち上げが重なり、私にとっては訳のわからない名刺交換となった。この世界にかかわっている方々の層の広さに改めて、感じ入る一日ではある。
我がLABの社長との合流打ち上げでは、さらにさらに、エプソンさんとクレオさん、佐藤氏とのとの合流となり、盛大なカラオケ大会が開かれた。とてもその写真は掲載できないが、クレオさんのモデルの加藤恵美子さんを中心に激しい争奪合戦が行われた。終電はどうなるのだろう?皆はこのまま明明後日にとんでいくのだろうか?耳が痛いほどカラオケは止めどなく続く。引地さんとクレオの加藤さんていったいナンなんだ?普段(私が知っている限りのお二方ではなかった)二次会はものすごい迫力だ。あのパワーがデジタルをひっぱているのだろうか?意外と加藤さんの歌がうまいのにはに驚いた。
池袋のは更け、富川は帰り、それでも宴会は続く。私一人日記をリアルタイムで打っている。最後に残った、本日のメンバーはモデルの加藤さん、電塾の佐藤氏、北海道のカメラマン塚本さん、クレオの加藤さん、エプソンの引地さん、プレジャーの西村さん、キヤノンの久間さん、藤森さん、ソレと私。この日記は珍しくリアルタイムで書かれている。そして、池袋の夜はさらに、さらに更けてゆく。
追伸。モデルの加藤さんと私は最後に一所に帰った。ただし、池袋の駅でお別れ。他の方々たが、いかなる週末を過ごしたのかは定かではない。
IPPF
今日はIPPF、キヤノンブースのミニセミナーのリハーサルをおこなう。吉田さんとご一緒だ 。
普通のセミナー形式の講演などはずいぶんとやらせていただいて、それなりに慣れてきたつもりなのだが、イベント形式となると、これが初めてだろう。お定まりのことだがこういう時に限って、転送エラーやマシンエラーが起こる。おまけに15分の間に撮影、画像処理、プリント、おまけにカメラとプリンタの説明までしようというのだから、これは大変。いつものつもりで口上を述べていると、そこだけで時間がきてしまう。少し汗。
途中MCのお姉さんとからんだり(もちろん言葉の上で)するので、とてもいつものようには行かず、結局原稿を作ってしまった。それでも時間内に収まらない。
早川さんや阿部さんに佐藤さん、富川さんに望月さん。何だか電塾の綿々があちこちのブースでうろうろしている。前野さんもいたし。
写真の左は吉田チーム。私とチームを組むのが左側の青山美里さん。
後始末のこと
このところ、関西やら何やらで、スタジオにいる時間が少なかったので、メールの返事、BBSのチェック、電塾のレポートなどを書いているうちに一日が終わってしまった。もうすぐIPPFが始まる。電塾はないが、電塾のメンバーは結構あちこちに出演しているので見かけたら声をかけて下さい。私は吉田さんとキャノンブースに時々います。
というわけで来週も私はほとんどスタジオにいない事になる。私のスタジオのスタッフはこの間も、その後も、ずっと撮影を続けていてくれる事になる。私がこうやって電塾をやっていられるのも、彼らの理解のおかげだ。ということで心から感謝。
3月の電塾
前回からあまり時間が経たないうちの電塾だったが、重要な内容を含んだ討論会になったと思う。BBSでやり取りしたtatuphotoさんにお会いできたのも嬉しいことだった。細かいことはセミナーレポートを参照して下さい。
理想と現実のギャップを何処まで私たちの手で圧縮できるのか?
ここ1年が正念場だろうと感じた。
ハンズオンセミナー
朝9時半までゆっくりと寝かせてもらう。途中、昨日横島さんに進められた、空中庭園の地下にある大正時代を模した食堂街を見学しながら、のんびりと会場に向か得。準備は万端のはずだった。
いざ用意を始めると、ディスプレイに輝度調整が無かったり、プロジェクターの光量が足りなくはっきり見えなかったりで飯を食う暇も無くなった。昨日は夜にセッティングしていたのでこの光量の差に気がつかなかったのだ。それでも何とか見ることのできる環境をやっつけではありけれども作り上げていただき、セミナーを開始した。
約6時間、今回もしゃべりっぱなし。どこまでCMSとCMYK化について理解していただけたか?最も今回はある程度は理解しているかたがたが、多かったような気がする。
帰りの新幹線でやっとこの日始めての食事にありつく。エプソンの唐沢さんとご一緒になり、東京駅に着いたのは23時ころだった。写真は創造社学園のビル。コンピュータ実習の部屋には総勢100台近くのマシンが勢ぞろいする、素晴らしい環境だった。
明日は電塾。何だか仕事をちっともしていないなあ。
異人館
のぞみ、ひかり、を乗り継いで、新神戸に着いた。新機種を手に入れた時の恒例行事である異人館詣でということになる。Nikon D1 、CANON EOS D30、ミノルタディマージュ7Hi、Nikon D1X 、と続いて、今回のCANON EOS 1Dsということになった。同じところで撮影をこれだけ続けると、いいかげんに新鮮さが無くなってしまうのは致し方が無いだろう。
今回は20~35mmF2.8、50mmF1.4、75~300mmISレンズの三本を持っていった。個人的に目玉でテストしたいのは20~35mmF2.8。特に高解像感を要求される写真の周辺部の仕上がりについて検証したかったのだ。ふと思いついてロープウエイでハーブ園にでも行ってみようという気になった。これが大正解。温室の中には壁一面に花で埋め尽くされたアーチがあり、これは絶好のテストの対象になった。
気がつくと思ったよりハーブ園で時間を過ごしたらしく、もう2時を回ってしまっていたので、慌てて異人館に向かう。(やはり山田さんじゃないが、定点観測としてここは押さえておかないと)つい見慣れた風景(とは言え、やはり多少はレイアウトが変わっている)をいつものアングルで撮影していくのだが、シャッタースピードが遅く、しかも私は三脚を使う勇気がないので、かなり怖い。それとこれは想像していたことだが、20~35mmF2.8は超広角ズームなので、同じ室内が変わって見える。最も大きなことは画面に入れたくない立て札や仕切りのロープなどがこれでもかとばかりに入ってくるのだ。
夕方には撮影を完了し、やっとラーメンにありついて、大阪に向かう。創造社学園で明日からのセミナーの準備で、今日は梅田泊まり。横島さん、内田さん、関西のAPAのカメラマンで塚本さんを交え、また深夜までの会談と相成った。