お通夜と液晶ディスプレイ。関連は全く無い。

突発の葬式(計画された葬式なんてないけど)で午後大阪へ向かうため、朝からどたばたしている。それでも午前中に15カットほど撮影し、新幹線に飛び乗り(喫煙車しか空いてなく、クサイのなんの)香里園に6時に到着。7時からのお通夜に出席し、9時ののぞみに乗り込み、ふらふらになって東京に帰ってきた。PowerBook G4 15″ 1.25GHzのバッテリーは1時間しか持たなかった。早くインテル製で電池のもちがいいヤツを出してくんないかしら?
 そういえばシャープの液晶ディスプレイのコントラストは100万対1という大きなコントラスト比を実現したそうだ。ブラウン管のもっともコントラストが高い騎手で10万対1だったというから驚きだ。カラーフィルタと偏光板の改良で実現したものらしい。
 コントラストと応答速度はすでに充分になっているが、色相変異や視野角、色彩の再現領域に関してはまだまだ改良の余地は残っているだろう。バックライトも無機ELがかなりの進化をしているらしいし、前に日記で書いた新型白色LEDも期待できそうだ。次期のハイファイTVは色彩再現力の幅を広げ、ついにNTSCを実現してくるだろう。これがコンピュータのディスプレイに反映しないはずがないと思う。そうしてまた買い替え需要を促進するんだろうけど、これがディスプレイ自体の進化と金額の低下につながるのなら、大賛成だ。

セミナーの日は話しすぎ…

 火曜日はセミナーの日。写真学校時代の生徒も一人やってきて懐かしい。今回は第2週にあたり、カラーマネージメントを「いかに使用するか?」というお題目。毎回のセッションではあるが、話すたびに新しい疑問も湧いてくる。
その後今回も飲みに出かけ、2時間ほどしゃべりまくってしまった。あんまりしゃべりすぎたので書くことがなくなってしまった。

 生ビールで始まり、紹興酒を二本明け、シュウマイにエビに海鮮サラダに…最後はチャーシューチャーハンで〆たような気がする…。良く覚えていないんだもの。

JGAS–ハンディに倉は建つか?


 先週は…というか昨日の月曜日まで、これでもかという急ぎのロケだらけで全く身動きがならなかった。(日記をさぼっていた言い訳なんだけど)結局処理とスタジオ撮影は皆連休にほおり込み、ウィークディは朝から晩までロケ三昧。うちのスタッフに応援を頼みたくとも、そちらはそちらでレギェラーのピークシーズンを迎え、毎日100カットオーバーの撮影で、外部スタッフが足りないくらいだ。
 こう書くとハンディは儲かって、儲かって仕方がない会社に思われるかもしれない。あたしもこれだけ忙しいんだからきっとすぐにも数軒の倉が建つに違いないと思う。しかし現実には今月はちょっと現金に詰まり、どうやってソニーのR-1を買おうかといらないことを考え込んでいる。フジのF11とどちらにしようかとも悩んだりしている。10万円程度のものでこれだけ悩んでいるのだから、現実には倉どころか、プレハブさえ建ちそうもない。
 そうそう、あたしはJGASにも行きたいし、(これは何とか最終日に間に合っていってきた)シーテックに至ってはついに行くことも出来ない始末。この連休は久しぶりにスタジオ撮影と、300カットに及ぶロケ画像の合成を堪能した。HDRもこうなるとスクリプトを組んで最後のチューニングだけを手動で行い、ファイルネームに連番を(あるいは元画像の最初のファイル名とか)打てるようなプログラムを組まないと、実践では使いにくいかもしれない。アドビさんにお願いしようっと。
 JGASではナナオの山口さんがセミナーを行っていた。セミナーを受けると水をいただける。うれしいのは最後にナナオさん特製のデスクトップカラーハンドブックという小雑誌をいただけるのだ。色彩に関する、ふる~い情報(これはある意味楽しいだけで無駄といえば無駄な知識なんだけど)から、最新情報、環境光からPhotoshop CS2…というかCriative Suite 2のカラー設定まで言及している。最後には印刷で出せるカラーチャートまで載っており、これは非常にありがたい本だ。また、装丁もこっているし。
 もう一つ目を引いたのがトヨインクが4色プロセスで、彩度を上げ、透明感を上げた製品を出してきたこと。再現域が広がり、AdobeRGB近い再現力を4色で実現するという。カラーバランスやグレーバランス、取り扱いの問題は従来のインキと全く変らないそうだ。ただ、お値段が少々張るとか…。それであればあたしが提唱する(実は郡司さんから聞いたんだけど)250線印刷と組み合わせたら、実にデジタルフィットな印刷方式ができ上がるんじゃないのかしらん?。
 TKハイユニティSOYクリアというのがその商品名。名前から見ると、例の環境問題にも対応したソイインキのようだ。特に印刷に置ける二次色、三次色の再度低下を押さえ、濃度の濃いところでの高彩度再現を可能にしたようだ。かなり透明感が高いインクだといえる。(そうなると被膜力が気になるのだけれども)インキの使用に関してはカラーマネージメントの環境下での使用を推奨し、なんのことはない、濃度とドットゲインを管理し、印刷機を安定させ、ICCプロファイルを使用できる環境で使うようにということだった。当然の事なんだろうが、そうなると使用できる印刷機が制限されてきそうだなあ。

ロケの準備は万全に。

 昨日は午前中に歯医者へ行き、午後はカイロと病院のはしごをしてしまった。それとどうしても外せない用が出来(全然仕事ではないのだが)私はほとんどお休み状態。
 今日は朝からロケで、千葉県に来ている。撮影場所から直接原稿をまっている会社へ電子メールに画像を添付して送るという、今ではあまりに普通になってしまったものだが…
 まず第一にカードリーダーがマイクロドライブを認識しない。いや、4GBは認識するのだが、1GBを認識しないのだ。アダプターに変えてみると、これがCF32Aで、10.4に未対応。(いや、実は対応していたのだが、すっかりそのプラグインを入れるのをわすれていて…。普通の物は持ってきていなかったし)。そこで認識しているカードだけを使って撮影。ちょっと気持ちが悪い。
 その後は何とAdobe BridgeがRAW画像を認識しない。全てRAWで撮影してしまっているので、このままではPowerBook G4 15″ 1.25GでNikon Capture 4.3を立ち上げて現像する羽目になりそうで焦った。実はapplication support内のCamera Raw Pluginを格納しているフォルダのパーミッションが変更されてしまったためのトラブルと分かり、(こんなの初めて)何とか事無きを得た。Camera RAWのみでは立ち上がるのだが、ここのパーミッションが変更されると、Adobe BridgeがCamera RAWの存在を認知できなくなってしまうらしい。
 で何とかセレクトし、現像。電子メールに添付して送ろうとすると、これも自分のサーバにアクセスできないとのエラー。すごい田舎で、電波状態が悲惨なほど悪かったらしい。(PHSのAX510Nを使用しているのでよっぽど悪かったのだろうと思う)10分かかってやっと送信。やはり現場は怖い。特に時間に追われると、普段は何とでもなることが、慌ててしまい思いつかなくなる。(カードリーダーの件も、アップデータはダウンロードできたのだもの)ちょっとはらはらする展開だった。
 あたしは今日からはずっとロケ。ここのところ毎日スタジオで原稿を書いていたので何だかちょっとうれしい。でもスタジオの安定した環境を離れると、いきなりこんなに不安になるんだなと、つくづく思い知らされた。
 今日のところはロスした時間は全部合わせても20分くらい。始めから用意してあった余裕の時間内に終了したので、クライアントさんももそんなに気がつかないうちにトラブルは解消できたのだが…。カード、Camera RAW、電子メールと立て続けにトラブったのにはやはり参った。

ケルヒャー

 私のスタジオでは毎日100着ちかくい衣料品にアイロンをかけている。正確にはたたみ皴を取って撮影できるようにする、と言うことだけれども。
 特にジーンズ系の衣料が多く、通常のアイロンでは「はか」が行かない。そこで輸入品の強力な(家庭用としては)小型のボイラー機能を持ったアイロンを使用している。(バポレラスーパープロと言う)
 そのスチームは微細で強力。折りじわどころかにおいまであっという間に吹き飛ばしてくれるため、商品によってはむせかえるほどだ。しかも高温のため、すぐに乾くのがよい特徴だ。
 そんな高温スチームの威力にほれ込み、ケルヒャーのスチームクリーナーもつい、買い込んでしまった。(あたしはこういった機械は大好きなの)
 今日は私がトイレ掃除の当番でケルヒャーのスチームクリーナーで3Fと4Fのトイレを掃除。いきおい余って、リュックに詰めて自宅に持ち帰り、キッチンと自宅のトイレにもそれを使ってしまった。
 汚い離しで恐縮だが、3年間、使用したトイレ(もちろん普通にこまめには掃除しているのだが)の便器と床の接合部分をスチームクリーナーで掃除すると、とんでもないものが出てきた。たまったカビや埃、その他の飛び散った細かい者たち。
 この様子はちょっと筆舌に尽くし難い。それをふき取り、またスチームをかける。3回くらいで大体収まったようだ。最後のふき取りを完了した時のそう快感、達成感は、困難な仕事を見事に成し遂げた時と同じくらい、気持ちのいいものだった。(実はトイレ掃除や、キッチン磨きは結構好きなのだ)別に押し付けるわけでは無いが、機械があれば、是非、試してみてください。必要だったら、打ちのケルヒャーをレンタルしまっせ。