来るべきデジタルカメラ

体重60.5キロ
BMI 21.8
体脂肪率18.5%
内臓脂肪レベル7
骨格筋率32.0
体年齢40

ほんの少し太った。気がゆるんだせいか?

月末はすでに予定でいっぱい。そのために今日は月末の処理をどんどん行う。うまいことに、必要な情報が一気に集まってくれた。これで、安心して八戸へ帰ることが出来る。

頼まれて、ずっと棚上げにしていたレポートにやっと取りかかる。今月の11日にカメラメーカーの技術者対象に行った、ユーザーが考える「来るべきデジタルカメラ」。

内容が面白いかもしれないのでこの日記にも掲載したい。

ユーザーというものは皆わがままで自分にとって便利なら他人のことはどうでもいいという。目的によって必要な機能はそれぞれ別のはずだが、現状の35mmタイプのデジタルカメラは、「単一目的」ではなく「オールマイティ」を目指しているように思う。その場合、どうしても「より多くのユーザーが望むもの」「リクエストの最大公約数」を指向してしまうのは仕方がないことだが、そのために重要な機能がそぎ落とされるのは見過ごせない。そこで、今すぐに欲しい機能、将来の進化の期待、私が欲しいレンズについてお話しさせていただいた。

今すぐにでも実現して欲しい機能二つ
その代表が合焦ポイントの位置の広範囲化。合焦の失敗を出来るだけ防ぐためだろうが、最近の合焦ポイントは皆密集形態を取っている。そのため縦位置でモデル全身を撮影する際に、目の位置の合焦ポイントが全くないのだ。これは片手落ちだろうと思う。かつてD2Xのみにその位置に見合う合焦ポイントがあったのだが、(本来は動体予測のために用意されたものだが)現在そのようなカメラは皆無だ。皆お腹で合焦している。これでは解放近くの撮影が不可能だ。

撮影時バックアップシステムも重要だと思う。現在まともにこれを行えるのはD3、D3X、あるいはEOS–1Ds Mark III、EOS–1D Mark IIIのみ。(α-900もダブルスロットだが、バックアップ用途の使用できない)まあ、ダブルスロットは高級機で装備すればいいのだろうが、それ以外の機種、主に中級期に4GB程度のバクアップ用のメモリー内蔵、無線バックアップ、バッテリーグリップ内部へのバックアップシステムの仕込みなど、いくつかの提案をさせていただいた。

将来に期待する技術とし手、三つの提案をさせていただいた。

その中でも、EVFの進化が一番にあげられる。「撮影される画像をリアルタイムで確認する仕組み」としてのクイックリターンミラー、ペンタプリズムによる一眼レフシステムの完成度は非常に高く、あのファインダーの美しさはすばらしいものがある。しかしデジタル時代のリアルタイム画像確認はイメージセンサに反映したデータを直に見ることになるだろう。ほとんどのコンシューマ機及び一部の一眼レフですでにそれは始まっているが、未だにその精度は十分に実用的なものではない。しかし技術の進歩は近い将来にそれを可能にするだろう。露出のアンダーオーバーやホワイトバランスの転びまでもファインダーで確認できるEVFの表示スピードとその品質が進化した暁にはデジタルカメラは「機構として」初めて完成したと言われるだろう。

もう一つはイメージセンサのブレイクスルーがどうしても必要だと言うこと。色分離や形の分離を向上させるためには、現在のマトリックス方式にはすでに限界が見えている。どのようなものが次世代になるのか分からないが、垂直色分離を4~5チャンネルで行い、分光的に光をとらえ、更にその総合値を演算。それにより明暗変化を求める。まさしく最初から、Lチャンネルとabチャンネルをイメージセンサでとらえるような方向性は無いだろうか?

更に進化の方向として、大型イメージセンサを搭載したデジタルカメラも現在の一眼レフと同じようにボディと一体型が主流になるだろう。イメージセンサの取り付け精度が高く要求されるからだ。この場合、レンズ設計の無駄を少なくするために、レンズマウントを共通化出来る残された唯一のチャンスだと私は思う。大判カメラを代替する4000万画素オーバー機がレンズ選択は自由に出来るのは当然の発送だ。しかも一メーカーがレンズもボディも開発する体力を持たずに済むこと、用途別に得意な設計が可能な事配意事ではないだろうか?

最後に、私が欲しいレンズというものをいくつか上げさせていただいた。
1.集合写真のためにフルサイズの30~32mm、F値は5.6程度。(F3.5かF4でも可)

2.商品撮影、人物撮影用のフルサイズの40~120 mmF4マクロ。最短距離はは1/2までで十分。できるだけ小さく軽く、ゆがみが無く、精細な記録が可能なこと。

実際はもう少しお願いしていたが、代表的なレンズはこの2点だ。あくまで素人、一ユーザーの考えだが、きっと実現可能なのではないだろうかと思う。