八甲田


まあ、本日も体重計がない。昨日はずいぶん食べたので、体重計がない事は歓迎するべきか??

6時半に起きる様に目覚ましをかけたのだが、5時頃から何度も目を覚ましてしまった。目覚めが眠い。

昨日多く食べてしまったので、本日の朝食は、野菜とトマトジュースだけをいただく。7時半に青森を出発するJRバス、みずうみ号に乗り、八甲田ロープウエィへ1時間ほどの道のり。

運転手がアナウンスするには、初冠雪があり、酸ケ湯から先は、裏八甲田を回るという。ロープウエィはその手前だから良いけど…。

ロープウエィは9時からの運転だが、今日は8時半から運転している。お客さんが多いのだろう。雲が早く走っていて、お日さまが差し込み時間が短い。運良くロープウエィに乗っている時に日が差すように祈る。

往復のチケットを買い、さっそく乗り込む。中腹までは、そんなに紅葉していなかったが、中腹から上ははナナカマドなどが赤くなっている。で、さらに上っていき、山頂付近ではなんと細かいゆきが紅葉やまだ緑の葉に乗っかっている。季節のお料理にお砂糖の粉をまぶしたみたいで、実に奇麗。山頂の眺めはほっておいて、すぐさま、帰りのロープウエィに乗り込み、一番良い席を確保する。既にこの時点で、3往復する腹を固めていた。行きに撮影ポイントをチェックしていたのだが、残念な事に雲が出てしまった。で、ふもとですぐにまた、登りのロープウエィに乗り込むが、既に脚は00にんくらい集まっていて、このみの場所に陣取る事が出来なさそうだったので、次のゴンドラに乗り込む。実はこの時は晴れたのだが、なんと一番良いところのガラスが汚れていて、奇麗に写らない。

で、山頂から下りる次のゴンドラをつかめたのだが、今度はまた雲が出る。

で、そのまま同じゴンドラに乗り、下山。一番撮りたかったところ出ほんの少しだけ日が差し、実にそのタイミングでカード交換…。また登りのロープウエィに乗る。この登りでは、ほとんど陽が差さず、下りにすぐ乗ろうとしたが、そろそろ下山する人たちが増え出して、好きな場所に陣取れない。おまけに奇麗だった雪が、既に溶け出している。くだってまたのろうとしたら500人くらいの人が列をなして待っているのでさすがに断念。2回目の一瞬が奇麗にとれている事を祈って酸ケ湯へ向かう。氷点下一度のところを走り回っていたので、すっかりからだが寒くなり、酸ケ湯では曇っていた事も手伝い、まっすぐにお風呂に入る。

20年ぶりに入る酸ケ湯温泉は乳白色で硫黄分が物すごく強い、温泉は千人風呂と言われる巨大な木造建築。入り口は男女別だが、中は混浴。あごまで湯に浸かり、立ち上る遊部の中でぼおっとしていると、て指の先がぴりぴりしびれる。かなり冷えていたのだろう。

何だか気分は松田教授で、1時間ほどあちここちの浴槽に浸り、すっかり暖まって、撮影再開。新しくできたキャンプ場は奇麗に整備され、撮影がしやすい。でもお日さまはほんの時々しか出てこない。八甲田の雲が早いのは有名な話だ。

またバスに乗り、奥入瀬に向かうと、ロープウエイに向かったおじさんとまた一緒になる。お話をしながら、銚子大滝までご一緒する。酸ケ湯から下はまだほとんど紅葉も始まっておらず、撮影の仕方によっては、初夏の色どり。しばらく奥入瀬を下り、途中中国人の若い男女のチームと仲よくなる。
カメラマンだという事で、結構もてた。ま、たいしたカメラマンじゃないけどね。彼らは来年のカレンダーを撮影しているのだと思ったらしい。写真を撮りあい、お別れし、あたしは八戸に向かうバスに乗る。

朝の6時半から、バスの乗りづめ、紅葉と緑とせせらぎと温泉を駆け足で堪能し、6時過ぎに八戸に帰り着く。

ああ、忙しかった。hakkouda