Mac Book Pro、続;外部インターフェイス

さて、その外部インターフェイスだが、FireWire400とeSATA上の速度比較をしてみた。
検証方法は、Mac Book Pro内部に記録された3.89GBのデータ(先日の花見山で撮影したデータなのでちょっと中途半端だが、約4GBといったところ)を外部インターフェイスにつながったデバイスに転送し、その転送時間を測定するという原始的なもの。転送時間を平均としているのは、ハードディスクというものは円盤で面積があり、最外周に行くほどピックアップに対する相対的な速度は高速化するのだ。そのため、5~6回、あるいはそれ以上の回数書き込みををし、多くの場所に書き込んだ結果をなべるため。

Mac Book Pro→eSATA/3.5インチ
平均3’34″
1GBに尽き、約1分という結果だが、これってあたしの1000Base/T の環境とあまり変わらない。こんなものなのかなあ。で、次にFireWire400を試してみた。きっともっと遅いんだろうなあ。期待していた数字は2’30″位だったのだ。

Mac Book Pro→FW400/3.5インチ
平均3’32″
で、結果がこれ。たった2秒だけだけど、FireWireの方が早いじゃないか!。
 なぜこのような結果になったのか、わからない。理論値では2倍近い速度差があるはずなのに…SATAはExpressCard/34というデバイス越しで、FireWire400やUSB2.0は直づけだからだろうか?
そうそう、こうなるとUSB2.0も検証しなくては気が済まなくなってきたが、今現在USB接続できるデバイスが無いため、これは後日、ということで…。

で、ついでに Mac Book Pro→FW400/2.5インチも検証してみたが、これは平均を全くとれなかった。というのは、回を繰り返すごとに遅くなり(もちろん一度フォーマットしたものを使用しているので最外周から書き込みを始めているはず)その差は倍近くなってしまったので、これはいくら何でも「平均」をとれない。順にあげると、
4’12″
4’28″
5’05″
5’26″
5’32″
6’16″
7’00″
という結果だ。
2.5インチハードディスクは、最外周と内側との速度差が、3.5インチのそれに比較してかなりある、ということに気がつかされた。2.5インチハードディスクを使用する場合は、なるべく外側のパーティションを仮想記憶に指定することで、かなりの高速化も期待できるというものだ。でも、これだけの速度差があるって知ってました?

あまり参考にはならないが、Mac Book Pro→Mac Book Proの場合は7’12″だった。自身から読み出し、自身に書き込んでいるわけだから、参考にならないのだが、Photoshopが新規書類を開いているとき、かつ仮想記憶を同一ハードディスクに持っている場合は、これをやっていることになる。新規書類を展開しながら、仮想記憶に書き込んでいるわけだ。そしてこのときのアクセスはかなり多いのだ。ということは仮想記憶を外部のデバイスに指定するだけで、パフォーマンスは上がるということになる。