話題の、というか今現在もっとも先進的なハードディスクとその接続方式がSATA。Macはほとんどがそうなってしまった。確かにPATAに比較してやや高速。ただ、ハードディスクの記録スピードは回転数だけでなく、それが搭載するプラターの半径も大きな変動要因だ。同じ回転数なら、半径のでかいほうが外周側でははるかに高速なのは当然だろう。だから2.5インチと3.5インチのハードディスクの外周側の記録スピードはかなり違うことになる。私はずっと3.5インチのハードディスクをPhotoshopの仮想記憶として使用しているが、Mac Book Proを購入して、高速な外部ストレージがどうしても欲しくなった。既存のPCカード、あるいはFireWire800であればそこそこのスピードを出せるものがいくつかそろっているのだが、外部デバイスがプアなMac Book Pro(あ、17インチはFireWire800がついているし、USBも3つもあるからプアじゃないけど、15インチは現在のところかなり悲しい)では選択肢が現在のところほとんどない。
新しいカードスロットはExpressCard/32で、これにはGigabit Ethernetカードや無線RAN用、データ通信カードがあるが、Mac Book Proはそのほとんどを基本機能に持っているので不要。カードリーダーもExpressCard/32ではコンパクトフラッシュが入らないので意味なし。せめてFireWire800で外出しできるものがあればいいのだが、そのような製品は検索に引っかからなかった。
でも、ラトックシステムからREX-EX30S eSATA ExpressCard/34というeSATA規格のカードが発売されている。当然Mac Book Proで使用できると思い、ラトックのサービスセンターに行ってみた。
結果は動かない。ラトック側が言うには特に特別な仕様にしてはいないということで試しにWindows起動で確認してみると、見事に認識。ノートブックでは味わえない快適さでデータ転送が可能だった。これをPhotoshopの仮想記憶に使用できたら!。
でもあたしはWindows版のPhotoshopは使いづらくて嫌い。CSまでは持っているのだが、CS2はもっていない。やはりPhotoshopはMacで使いたい…。でもOSX起動では認識しない。これはApple側が対応するか、ラトック側がドライバを書いてくれるのを待つしかない。
ということで、あまり意味はなかった。現在のところ、Mac Book Pro、OSX起動で使用できる外部高速インターフェイスは、最高でFireWire400ということに落ち着いた。しばらくは我慢の子でいるしかない。