「フォトのつばさ」の使い方


今まで余り使用していなかったののが読み込み時のスライドショウ機能。これを先日の電塾で開発者の陳さんがデモしていた。
 このデモを見ながら感じていたのだが、これは使えるかもしれない、と思い、早速テストしてみた。万世橋交通会館で約450カット(4GBのカード一枚分)の撮影をしてスタジオに戻った。いやいや、仕事ではなく、今まであまりに近くで、そのうちに行けばいいいやと思っていたのだが、これが今年の5月には埼玉に移転してしまうというのだ。今日は晴れていたし、せっかく旧万世橋駅遺構も公開されていると言うので、廃虚好きとしては行かねばなるまいという事で…。
 通常私の場合、いっぱいになった4GBのマイクロドライブを読み込むにはUSB2.0経由のカードリーダーで約15分かかる。(マイクロドライブは時間がかるよね。エクストリームIIIならもっと早いんだけど)これをスライドショウを実行しながら行ってみたのだ。転送には2分程多くかかるが、それを待つ間に「本日の撮影」を連続してみることができるのがうれしかった。観ながら、そういえばここは暗かったので何度か取り直したな、とか、ここは自分でぶれたと思ったので4回シャッターを切ったな、などを思い出し、実際に撮影した様子をもう一度記憶の中で確認することが出来た。12~3%の時間の増加でこれが確認できるのはうれしい。
 今までは撮影済の画像の転送は「神聖な儀式」であり、「最も注意深く」行わなければならないことだと考えていた。そのため、転送時には「何もしない」「他のアプリケーションできるだけ起動させない」ようにしていた。
 でも「フォトのつばさ」はそのあたりをうまく処理しているらしい。画像転送自体はほとんどCPUにやらせ、その後のスライドショウにはほんの少しのパワーしか消費していないのだそうだ。(それが本来の「フォトのつばさ」のいいところだけれども。)
 その後はいつもの通り。無目的だったが気に入ったカットを60カットほど選び出すのに1時間くらいで仕事をおえた。スライドショウ自体はそんなに興味はないが、結構精神的に「良い」効果を与えてくれることに気がついた。
 実際にセレクトに入る前に自動でオーバービューをすることで「本日の撮影」を「大づかみにすること」が出来るのだ。
 どうもこういうことは言葉にはしにくい。実際にやってみるまで、自分でも良く「理解」出来ていなかったのだもの。交通博物館のお話は明日にでも。