3月の電塾

久しぶりにホームグラウンドであるスポーツセンターに帰った電塾は午前中に「もっと優しい電塾」を開催した。私のスタジオは、今日も大量の撮影を抱えて稼働しているが、あたしは「新・優しい電塾」を有料で開催しているが、電塾主催の「デジタルフォト入門講座2006年版」は5~6年前に行った「優しい電塾」をそのまま受け継ぐもの。参加費¥1,000ということもあって、というより、もっと優しい電塾に期待する方々が多かったのだろう。いつも電塾で拝見している顔ぶれ、また、Lab主催の「新・優しい電塾」に参加してくださった方々を始めなんと29名の大入りだった。
 運営委員は、塾長始め金田、永嶋、阿部、湯浅の各氏にあたし。顔ぶれを見て、初級、中級。上級にわけたが、始まってみると、どこもカラーマネージメントの話題が主流だった。できるだけ、セミナー形式ではなく、対話形式で行こうという塾長の提案で始めたが、あたしは最後の方はしっかり白板を持ち出してセミナー形式になってしまった。カラマネの理屈を言葉だけで説明できるほどボキャブラリーが無いのだもの。
 電塾は10時に始まり、お昼時も運営委員は皆さんに捕まり、ランチタイムセミナーだった。午後のメインの電塾では少々メンバーを入れ替え、今回もたっぷりの内容で、始まった。細かいことは湯浅氏のセミナーレポートにお任せするが、一番気になったのが、オリンパスのE-330の電子ビューファインダー。コニカミノルタのディマージュ7で4年前に実現していた機能だが、当時はレンズ交換式ではなかったし、EVFの見え方は、我慢できるかもしれない、と言う出来だった。それがとうとうここまで来たか、と思わせるものがある。もう一つはまだOMAでの海外発表のみだが、EIZOのFlexScan S2110Wにセルフキャリブレーションタイプが登場したというのだ。CGシリーズの弟分といえるだろう。
 使いやすく、カラーマネージメントを実践しやすいディスプレイの登場は大歓迎だ。後は値段だな。18万くらいで発売されたらキットと飛びつくだろう。
 二次会はいつもの「マーレ」で行われ、午前中の影響か、今回は知識と論理の投げ合いになったようだった。
 久しぶりに品川で3次会まで流れ(といってもたった三人だったが)御開になったのが10時過ぎ。丸々12時間の中見の濃い電塾だった。