セミナーの無い月曜日

本来はセミナーを行う日だが、今日は受講生がお休みなので、あたしも自分の仕事ができる。
電塾の阿部氏特性の新型ピクセルチャート(実は札幌でお会いした時に、ちゃっかり譲ってもらっておいたのだが、ずっと手を付ける事ができないでいた)を使用してNikon D2X とNikon D200をテストしてみた。レンズは35mm。このくらいが最もテストしやすい焦点距離だ。結果だけいえばNikon D2Xがやや解像力で上回っている。イメージセンサーのピクセルピッチの細かさの分だと言えるだろう。しゃにむに解像しようとするNikon D2X と1ピクセル以下の形は早めにあきらめてモアレをださない方向に走るNikon D200という図式が当てはまるかもしれない。
 こうなると好みの差ともいえるが、適度なところで解像する事をあきらめ、グレイッシュな表現になるNikon D200の処理はあたしの好みと言える。
 ついでに新しいレンズの特性(特に収差を見るための物)チャートも作ったので、それも同時にテスト。今回は開放からテストしてみたらちょっとびっくりした。このレンズ、巷のBBSでは周辺光量落ちがとやかく騒がれているので解放側でそれを確認しようと思ったのだが、そいつはやはりたいした問題じゃなかった。それよりも開放、広角側の周辺“ぼけ”というか解像できていない部分が結構あるのようで、35mm~70mmあたりで集合写真を撮影するならF11までは絞っておいたほうがよさそうだ。18mmや100mm以上の望遠側では問題はなさそうなのだが。最もこれはあたしのレンズだけの特徴かもしれないので、まだ正式にレポートできるところまできてはいない。今週は時間がとれるはずなので、もう少し細かく検証した後に追加レポートを書きたい。