レンズ補正

今日もこつこつと、50カットほどを撮影。

昨日と今日の撮影はヘビーだった。金属光沢のものをさまざまな指定の角度で撮影。ほとんど全てのカットで照明の位置が変化し、それでも一体感を持たせ、形を矯正し、大量のゴミ処理、(もうどうやっても取れないゴミが多く、一点ものの貴重品であるため、アルコール以上の清掃ができない)自然な形に見せるための仕掛けなど、あたしの技術を総動員した撮影になってしまったのだ。また、あたしのところには基本的に「あおれる」カメラが無いため、結局はPhotoshopに頼る羽目になってしまう。しかしなんというタイミングでPhotoshop CS2が出てくれたのだろう?
新機能のレンズ補正が無ければ、この仕事は絶対にやりたくは無かった。しかし繰り返し使用しているとレンズ補正のダイアログの物足りなさが多く見えてきた。

前板をあおった後、通常そこで出たひずみを直すため、上下左右のバランスを取り直すのだが、これがレンズ補正のみではできない。

平行のゆがみも直さなくてはならない事が多いのだが、それもできない。

回転の角度入力がやりにくい。(359.5°などと入力する必要がある。-0.5でいいじゃないか?)

まとめて撮影していると、多くの場合、前回の補正値からスタートする(全く同じ事はほとんどない)のだが、これをデフォルトにできない。(いったん開いてから、前回の値を選択する事になる)

できればここでトリミングもしてしまいたい。(通常は拡大せずに縮小する方向で処理をするので)

ゆがみツールもこの中で使いたい。中にはとんでもないゆがんだりたわんだりした、パッケージがあり、これを補正してあげるとものすごく喜んでくれるのだもの。(もちろん料金は戴いているが)

もちろん充分に役に立っているのだが、このあたりの追加、修正があるともっとうれしい。