RAIDとサーバ

 電塾のBBSでも、RAIDの話題で盛り上がるようになった。やっとこんな時代が来たのだと思う。私がサーバを組んでRAIDを組み込んだのが(その頃はRAID1のミラーリングだった)Power Mac 7200だった。当初はリナックスを入れてサーバに仕立て上げようともくろんだのだが、丸二日格闘し、一見立ち上がったように見えても、翌日にはすっかり成仏している。今考えるとハードディスクの設定に問題があったのかもしれない。
 結局リナクスはあきらめ、アップルシェアー6.2(数字は忘れた)を導入した。なんと30分でサーバが立ち上がり、以降2年間こちら側の問題でそれを再起動する以外にトラブルは全くなかった。5年くらい前の話だったと思う。それ以降、NAS(これは途中でこけた)、ヤノ電器のRAID5(名前は忘れたが3年前に320GB…40GBが8発)を導入。それが120万円くらいだったろうか。結構な投資だったが、それがあたしのワークフローを激変させたのは確かだ。古いマシンは次々にサーバに転用され、(もちろんOSXサーバを入れてある)今では1テラのサーバが3台。あたしのメインマシンに外付け倉庫としてラシーの4発RAID5(これも1テラだが実質700GB)がFireWire800でつながれている。マシン内蔵のハードディスクにはほとんどデータは入っていない。iTunesのデータさえ、外側だ。その日に作業しているデータとシステムだけがマシンの中にある。帰りにはサーバか外付けのRAID5に全てバックアップ。これで仕事は楽になった。もちろんネットワークはギガビットEthernet。
 こうなってからマシンには2台のハードディスクが入っているのだが、これをソフトウエアーレイドでストライピングをかけてみようと思う。だって失って困るようなデータはまずないのだ。(というよりもサーバ経由でデータを取り込んでから作業するため、メインマシン内のデータは全てバックアップなのだ)
 サーバは増殖し続ける。同じ容量のサーバを追加する場合はいろいろ問題があるが、私の場合、2年ごとに追加しているようだが、その頃にはいつも3~4倍の容量になっているので、丸々転送してバックアップとすることが多い。古いストレージは次の役目を与えられる。(大概自宅バックアップ用だ)
 サーバシステムはデータの共有だけでなく、常にバックアップになりうる、ということがやっと認識されてきたように思う。
 ちなみにヤノ電器もラシーも昔からアップルのマシンとは相性が良い。