韓国、ソウル電塾


韓国に行ってきた。しかし東京からまっすぐに行ったわけではなく、その前日に新潟で写真館向けのセミナーを持っており、(これが通常懇親会、という物があり、時には深夜に及ぶ)泊まりの予定だった。その後韓国電塾行きというスケジュールが入ったので、翌日の新潟→韓国の飛行機をとろうかと思ったのだが、残念ながらそれは隔日に運行されており、移動したい日には飛んでいなかったのだ。そこで深夜バスで池袋まで移動する事になった。何しろ朝の7時に成田に着いていなくてはならないのだ。新潟から池袋、5時間。池袋→日暮里が始発の山手線に乗り、15分。京成線の乗り換えにはシャッターが降りていて、乗り換えられない。でも通行人が歩いているのは見える。いったん駅を出てぐるりと回らなければならないのかと、情けなくなったが、もう一つの連絡橋の方は開いていた。ほっとしたのもつかの間、あたしはスイカで入ったのだが、この改札は通れないらしい。券売機はしまっている。やっと通る駅員を見つけて、通してもらう。これで30分使ってしまい、先が思いやられる。スカイライナーが走る時間にはまだ早く、各駅停車で2時間かかる。各駅でドアーが開くので結構寒い。
なんと10年ぶり以上という海外旅行ではあったが、その後は順調にイミグレーションも通り、飛行機にも乗れた。しかし、韓国の仁川空港から市内へのバスは大渋滞に巻き込まれ、2時間以上かかった。やっとの思いで会場についた時はもちろん午前の部も終わり、午後一の電塾恒例の自己紹介もすでに終了して、山田さんの講演が始まっていた。

山田氏は一円で携帯電話を契約して翌日解約。電話を残せば、それはメモリーカードとデジタルカメラになる、という裏技を披露し、大受けに受けていたが、やはりそのシステムは納得がいかない。ま、実際にやる人もそんなにはいないのだろうが。

郡司さん、石塚さん、三瓶さんの講演は日本のプリプレス事情、今後の予想などを紹介し、Photoshop でCMYK変換をするべきではないという、韓国のかたがたにはショックな一言で始まった。感心したのは全てハングルで書かれたパワーポイントを持ってきてこられた事だ。やる事が憎い。

その後、阿部さん、玉内さんによるハイエンドデジカメの紹介があり、最後にPhotoshop CSなどが当たる抽選会があった。電塾の誇る抽選男、本田氏がその本領を発揮し、5回もくじを引いていた。(彼がくじを引いた方に当たるのだが、運悪く、その会場にいない方のくじを4回も引いたわけだ)

東京ビジュアルアーツで私の教え子だった委君が通訳のお手伝いをし、専門用語を次から次へと紙に書いて通訳の方に渡し、通訳の方は見事に日本語のあのややこしいデジタル談義を翻訳されていたのが特に印象に残る。その夜は漢堤料理(韓国家庭料理)?をソウル郊外の立派なお店でいただき、そのまま今回の電塾の主催者、TOV12の素晴らしい、スタジオ、レンタルスタジオを見学させていただき、宿に帰る。宿では中部電塾のならいに従い、朝5時までデジタル談義に花を咲かせた。もちろん前野さんの部屋である。