あのどさくさから1週間が経ち、やっとスピーカーを作る事が出来た。とは言え、かなりずぼらな作り方だ。有り物の箱(実はこれ早川先生が以前に使われていたスタジオに残されていた物でひょっとしたら先生の手作りかもしれない白くてキャスターのついたヤツ)にスピーカーを埋め込んでしまった。低音域の周波数を大ざっぱに計算して、簡易バスレフにしてみたら、小さなスピーカーでもかなりしっかりした低音を再生できるようになった。(距離は十分にとってあるのでバックロードフォーンのような効果も出ているらしい)完成したスピーカーを所定の位置(机の下、それは“ぺこ”のトイレのお隣さんだ。)にセットして早速鳴らしてみると十分満足できる音が出た。期待していたよりもよい音だったので、幸せの一瞬でした。もちろんこれでターミネーター3を見たのは言うまでもありません。
写真は私の浅草橋の自宅の壁にひっついている仕事場。一番下が左からスタジオのお下がりの工具箱、スピーカー、ネコトイレ。スピーカーのバスレフ部分は猫砂の置き場所にされてしまった。机はもともとは普通のキッチンテーブルだった物を、2段引き出し式に改造してあり、それぞれのキーボードが乗っかっている。
これも色再現領域があまりに狭くなってしまった20インチ(大昔に50万円で買ったヤツ)、中央に持ち歩いている PowerBookG4 15 inch 、この写真には写っていないが似あわない引き出しの上にPM7600が置かれる予定。中央の棚の上のPowerBookG3/233、あの名機ウォールストリートは今ただのプリンタサーバだ。ア、自宅用のメールも受け付けているし、iCalも受け付けているけど、もう重たい仕事は出来ない。昔はこれをもってロケに行っていたんだよなあ。その上がハードディスクのドック。会社にある全てのデータのバックアップは120GBのハードディスクに分散記録されて、自宅に持ち帰っているのでいつでも全く同じデータを自宅で参照できる。
その上の段にUSBプリンタとSCSIのスキャナー。自宅で画像を取り込む事は少なくなったので、多分このセットも近く HPの1210、複合機に切り替える事になると思う。全く安くなった物だ。
ついでに会社で余った、というかついに使用する場所がなくなってしまった最後のベージュのマシン、PowerMAC 7600 G3/300換装を自宅に払い下げで持ち帰った。ちょうど買ってから一年ほどのケンウッドのDVDプレイヤーが壊れてしまったので、(1年を過ぎて壊れてしまい、保証も効かなく、読み取り部の交換だと2万円近くかかる場合もあるという事で、さっさと修理をあきらめてしまった。それなら少しお金を貯めて、ハードディスクプレイヤーを買うもんね)
石川君のもう使わないというプレイヤーを借りてきて7600に繋いでみた。これがAV端子から接続するほかはなく、貧弱な画面で鑑賞しなくてはならないので、すぐにあきらめ、彼(7600)にはiTunesプレイヤーに専念してもらう事になった。(少し前にはこんな事考えられないね)ところが、今使っているiTunesはAACで全て記録しており、OS9の時代のiTunesはMpeg3だ。そこで全てのデータをまた、Mpeg3に書き直して(G4dualの1.45Gをもってしても丸一日もかかってしまった)自宅に持ち帰り、7600は、晴れて、マッキントッシュステレオとなった。もちろんスピーカーは例のボーズかもしれない自作のものだ。しかし、音楽専用のコンピュータを持っているなんて、なんてぜいたくな時代になったのかしら?