九州出張


5日、6日と九州にロケに出かけた。

前日は他のスタッフがまだ仕事をしているのをしり目にさっさと帰宅。十分に睡眠をとり、羽田発の飛行機に乗り込んだ。最近気になる事があるのは、よく見かける光景で、スタッフがクライアントさんの前で、“いやあ、昨日は徹夜ですよ。眠い眠い”と平気でいっている事だ。特にこの時期、押し詰まってくるとよく見かける。忙しいのは結構だが、大事なロケに、睡眠不足できていることをあたりはばからずに公言していい物だろうか? たとえ実際にそうであったにせよ、せめて十分睡眠はとってありますので体調は万全です、というべきではないか?と思うのだ。それにこれはけして自慢にはならない。自分の処理能力が小さいと白状しているような物だ。(そういえばあたしも日記によく今日も徹夜、って書いていたっけ)

という訳で暖かい九州は大分に着き、現場に入るといきなりまだ撮影するべきお店が仕上っていない! 夕方にならないと撮影できる状況にならないと言うのだ。そこでクライアントさんと相談して、食事、大分観光をすることになった。とは言え、ぽっかり空いた時間は3時間ほど。名所見物に行っている程の時間はない。それでは温泉にでも入るかと言うことになり、別府まで車を飛ばし、別府駅前の観光案内所で紹介されたに竹瓦温泉に行くことになった。
行ってみてわかったのだが、ここは確か、TVで見たことがある。真っ黒い砂の中にうまるようにして暖まる砂風呂と言うヤツだったのだ。裸になり、砂の上に横たわると元気なおばちゃんが山盛りに砂をかけてくれる。十分な重さと暖かさが意外に気持ち良い。湿気も十分になり、気管支がらくになった。風邪が治るような気がした。
砂風呂を堪能し、午後の四時から特急で撮影し、6時半には完了。(これ、デジタルじゃなくては出来ない芸当だ)ホテルにチェックインし、さっそく飲み屋に。紹介された居酒屋はあいにく満員だったが、運良く、関さばの季節で関アジ、関さば、広島の牡蠣を堪能し、12時までのむ。それでも明日は8時集合なので、7時間は寝ることが出来る。