札幌でデジ研!


 1月24日金曜日から始めることにしよう。午後から化粧品の撮影。幸いなことにスムーズに仕事は進み、夕方にはCD-Rとプリントを納品して完了する。こんな時、デジタルのお仕事はじつにありがたいな、と思う。モニタで確認した仕上がりを印刷環境でどう変化するかをその場でシュミレートし、お客様に渡してしまえるのだもの。安心して土日をお休みできるというものだ。
 夕方から札幌デジ研(デジタル研究会)のセミナー用に5時間のプログラムを1.5時間に圧縮する作業に入るが、この辺りから、1月25日土曜日になる。明け方4時ころに作業が完了し、自宅に帰る。われながら、今回のプログラムコンバートはうまくいったと思う。全体を圧縮しつつより、平易な言葉を使い、初心者にもわかりやすい、という目標にかなり近づけたのではないか?と自己満足しつつ、ベッドに入る。
 そうそう、このベッドだが、実は最近買い替えたのだ。ここ数年、いくら寝ても疲れが取れない。時には寝過ぎると、余計に腰や肩が痛いということが続いていた。年のせいだと簡単に思っていたのだが、ある日ベッドを触ってみてびっくり。私の寝ている場所の足下とか、体重のかからないところはそうでも無いのだが腰の辺りは押すとスプリングがへこんだまま、返ってこないのだ。約15年間、80Kg近い体重を受け続けて来たのだものな。無理も無いだろう。そこで奮起して御徒町“タケヤ”にベッドマットを買いに行ったのだ。こんどは多少大目に寝てしまっても、体がだるくない。寝覚めもずっと良くなった。それなりに効果は上がったようだ。予想よりも安く上がり、しめて65000円。
 もし睡眠で疲れがとりきれない方でベッドがへたっている場合は、一刻も早く買い替えることをお勧めします。
 閑話休題
 浅草橋から羽田空港まで約小一時間。京成線で飛行機に乗り込む。ワインオープナーもナイフに入るとは知らなくて石川は没収される。ノートブックタイプのコンピューターも電源を入れて確認させられる。電源を入れると、シャットダウンするためにまた5分ほど時間がかかってしまう。何とかならないものか?
 飛行機はやんごとなく、新千歳空港に見事にランディングし(最近の飛行機は良くできているのか機長の腕が良いのかほとんどショックを感じなかった)、北海道の地に下り立ち、早速たばこをふかしに外にでる。しかし、寒くてすぐに退散。一路札幌デジ研の開催地、新札幌市のテクノパークに向かう。
 途中雪が降り出したが、さすがに地元の方はほとんどスピードを落とさずに乗り切り、あっという間に現地に到着した。飛行機の時間差のせいで早川塾長の基調講演は聞き逃したが、フジフィルムの竹村氏の講演は聞いて良かったと思う。私たちが普段、心理量的にとらえている“色彩”というものを科学的、数量的に説明してくれたのだ。ためになるとともに、自分の理解は間違ってはいなかったな、という自信もいただく結果となった。この講演はもっと時間をとって2月の電塾inPage2003の中でも再度行われるので、興味を持ったかたがたはぜひ、参加していただきたい。
 私は、といえば、せっかく1.5時間にまとめたのプログラムだが、さらにお話をしながら1時間にまとめる、という芸当は不可能で、思いつきで前、後編に振り分けることにしてしまった。ということはまた北海道に来ることができる、ということか?。いやいや、集まったかたがたの熱気を受けて、高圧縮のお話をしてしまうより、中身をきちんとお伝えすべき、と感じたからだろう。そのためには下手に圧縮をせず、十分に時間をかけて、きちんとお伝えしたい。ということで、今回はプログラムの前半1/3を行うことにした。カラーマネージメントの有用性と必要性、モニタキャリブレーションまでを日本初のモナコオプティクスのデモを交えて行った。のこりのワークフローはぜひ!次回に!!
 さて、すべてのプログラムが終わり、ジンギスカンである。北海道に来たらば、何はさておきサッポロビールとジンギスカンである。電塾の新年会、をかねて、札幌のカメラマンのかたがたと、飲む。食う。飲んで食う。時々ビールをこぼして、また、飲んで食う。ホテルにチェックインしその後場所を変えてまた飲む。新潟の風間氏が持ち込んだむちゃくちゃうまい日本酒を明けてまた飲む。そうこうしているうちに1月26日になる。そうなるとやはりラーメンだ。すすきのをかき分け、客引きにも目もくれず、ただひたすら753というラーメン屋を目指す。中には1時間以上並んでラーメンを食った猛者もいた。
 
 朝、ホテルの前で待望のケイオスとグランに会う。このために札幌に来たんだ!もうあちこちで紹介されているので知っている人も多いかと思うが、山田氏が飼っているワンちゃん。この日記の写真が彼らだ。ちょっとぶれていてごめんなさい。いきなりパウダースノウの降るホテルの前庭でボルゾイ2匹をかっこんでカメラの放列。よくみると結構名前のあるすごい人たちが写真を撮っているのだ。山田氏に叶わぬまでも私も少々撮影。いちばんいいカットが手ぶれしていたのが残念。
 私と石川は皆と離れて別動隊となり一路、夕張の炭坑後を目指す。もちろん、写真を撮るためだったのだが、なぜかこれもいきなり宴会になり、昼から4合飲まされてしまう。断らないあたしもあたしだが…。でも少しは撮影したんだよ。その内にどこかで発表しようっと。

 帰りの飛行機の中は爆睡して、スチュワーデスのお姉さんの顔もおぼえていない。北海道は美味かったし、大いに酔った。いいところだ。気候的にもなんか東京よりもずっと温かかった。(もちろん、都市部だったり、その日の陽気にもよるんだろうけど)また行きたいと念じつつ…北海道の皆さま。お世話になりました。感謝。感謝。