写真学会のカラマネセミナー


体重65.7キロ
体脂肪率21.21%
内臓脂肪レベル10
体年齢46

セミナーは順調に終わった。順調に、ということは大きなトラブルも無く、という意味で、あたしの出だしはぼろぼろだったし、版替え機のトラブルもあったし、問題はあったのだが、それなりに決着した、ということだ。とにかくAdobeRGBを出力できるディスプレイが4台そろっているシーンを見ることができただけであたしは満足。これからのディスプレイの未来、そのありように立ちあった気分だ。

ここでディスプレイの完成度や品質について語るのは避けたいと思う。入門用からハイエンド向きまで各社がラインナップしてきたことが新しい時代の幕開けを告げたのだと感じて何が悪いだろう。

実際、あたしはこのディスプレイが並ぶところを見てちょいと涙ぐんでしまった…。思えばNikon D1 が発売されて、手に取ったとき…カラーマネージメントシステムと言うものに初めて触れたときに、フィルムと同じ程度の彩度再現力を持つあこがれのAdobeRGB(当時はNTSCだったが)。でもそれは理屈ではわかっていても、この数年間高嶺の花であり、笛吹けども当然踊らない(自分でさえ、NEC三菱のAdobeRGBを出せるCRTを値段が落ちてからやっと購入したのだ)環境。見たくても簡単に見ることができない色域だったのだ。それが今、文句のない値段、品質で目の前にある。これで堂々と皆様にAdobeRGBをお勧めすることができる。あたしは幸せを噛みしめていた。

ここまで引っ張ってきてくれた、NEC三菱性のブラウン管(すでに販売終了してるが、ある意味完成度としてはいまだに最高峰に位置するの)、そして評価されども、価格がネックで普及しきれなかった、あこがれのCG221(比較してはいけないと思いつつも、改めてその諧調性の豊かさに感動を覚えた)。この二機種にそれぞれの感謝を。

反省会はいつしか宴会になり、気がつくと残った4人で銀座で「オダ」をあげている。どうやら犬井先生たち、写真学会の大御所とは浅草でお別れし、水上印刷の荻野さん、デザイナーの諸星さん、小森の吉川さん、それにあたしという、どうにも癖の強い連中が銀座まで気を吐いていたどり着いたようだ。とうに終電は去り、最後にしがみついたジャズバー「マイルストーン」(もちろん、あの、御大の代表作の一つが店名になっている…あたしが初めてマイルスを生で聞いたのが、新宿の西口、歩道橋の上。入場券を買えずに、野外だったことをいいことにそんな場所で聞いていたのだ…けれども、聞こえるのはムトゥーメののパーカッションの音だけだった…。いや~ン懐かしいわ)では、なんだか泡のでる酒をがぶ飲みしていたような記憶がある。結構ぜいたく。あたしは不作法にもチャーリーパーカーをリクエストしたような気がする。でも気が利いていて、ディジーガレスピーや、バドパウエルが一緒にやっているヤツ…多分ソルトピーナッツも入っていたので、Jazz At Massey Hall だったのだろう。

この店も時間切れで行き着く先はカラオケや。ここも朝の5時、時間切れまで粘り、やっとこさ終電にありつくしまつ。しっかし楽しかったなあ!。久しぶりに痛飲をした。

しかも偶然にというか…ほとんど昭和30年前後に生まれた連中が最後に残ったていたのだ。以外と元気なのかも…。