立石寺→花見山


早朝8時にたたき起こされ、お兄ちゃんの車に乗って山形駅へ。そこから仙山線に乗り、立石寺にむかう。約800段の石段は、二日酔いの身には応える。なるべくゆっくりゆっくりと煩悩とアルコールを振り払いながら石段をのぼる。今日は曇りなのであまり暑くないのがありがたい。途中3回も休憩しながら、奥の院にたどり着く。眺めはきれいだ。残念ながら、多分あそこから撮影できたらきっと良い写真になるぞ、という場所は立ち入り禁止だった。こういったところは観光地の自由にならんところだ。立石寺を下山し、さすがにおなかも空いてきたので、おそばを食べるが、入ったお店が当たりだった。そばは普通だが、出てきたお新香がむちゃくちゃうまい。思わずお土産に買ってしまった。自分のところでつくっているのだそうだ。
山形はまだ桜が咲いていないが、福島は満開だという。花見山という有名な桜の名所があると聞いていたので、いったん福島に引き返すことにした。ずっと曇っていたのだが、花見山に近づいた午後3時ころから薄日が差してきた。きりっとした光ではないが、何やら日本の春らしい柔らかい光で撮影することができた。今日は105mmマイクロレンズ一本勝負。かなり広大な桜の風景を105mmで撮影するって結構しんどい。どうしても広角レンズに股間したくなる欲望を抑えつつ、広い公園を歩き回る。もともと花を植えて栽培していた農家が、せっかくだからと公開したものだそうだが、多分かつての日本の田舎にもこれだけの花盛りの里山は存在しなかっただろう。見事!としか言う言葉がない。アマチュアカメラマンも多いが、久々によい被写体に出会った喜びを抑えきれない。どんどん落ちていくお日さまと競争しながら、シャッターを切りまくる。今日は一日で6GB以上撮影してしまった。(バッテリーは2本目に突入し、残量は半分くらいだった)
今検証中の EPSON P-4500に保存しながら撮影するわけだが、これがまたバカッパやく快適。これまでのP2000や4000とは確実に違う機械という印象を受ける。一番大きな問題点は表示する文字が小さくなり、読みにくいことかな?それとまだこれかラーマネージメントに対応していないのも気になる。せっかく良い表示系を持っているんだからぜひ対応して欲しい。
花見山では、組み立て式のブローニーカメラで撮影していた方を見つけて、道を聞いたら、あたしのことをご存知の方だった。昨年のセミナーに来てくださったのだそうだ。悪いことはできない…。