金沢へ向かい、小松空港に下り立つと、雪に迎えられた。
3月下旬の雪は珍しいと言う。風邪気味のあたしにはちょっとつらい。
今日のセミナーはたっぷりと4時間と言う時間を頂いているので、やりがいはあるのだが、鼻水が思いもかけず落ちてくるのが辛かった。(汚い話でごめんなさい)
はな水が垂れるのもお構いなしにしゃべりまくったため、ほとんどの方がついてこれないかなと思いきや、数人の方から4時間が短く感じられた、あるいは初めて有益なセミナーだったというお褒めの言葉を頂き、うれしい事この上ない。
打ち上げは料理旅館の蔵を改造した一室で行われ、思いもかけず水琴窟(http://www.suikinkutsu.com/)の音も聞く事ができ、結構幸せ。ここはかの有名な食通、北大路魯山人も通ったという、鍋料理と加賀料理で名高い老舗旅館「まつ本」だと言う事を後になってから知った。おいしい治部煮を始め、結構な量のお酒も堪能する。ずいぶん若女将に失礼な事をいってしまったような気がして反省しきり。ではあるが、金沢ではもし可能なら、ぜひ行きたいお店の一つだったので、至極満足。
だがホテルに帰り、明日の天気をチェックすると、雪と曇りだと言う。明日は能登半島をぶらつくつもりだったのに。
少々意気消沈しながら布団に潜り込む。
そうそう、ホテルの部屋は、10人くらいで宴会ができるような良い部屋だったが、一人ではね…。