北海道電塾は猛吹雪に祝福されながら始まった。
旅先の朝は早い。6時30分には起き出し、ホテルのバイキングを食べに行く。あたしのルームメイトはC社の柳沢さん。彼は通常はこの時間はすでに駅に立っているそうです。
朝食バイキングは結構いけた。でも昨日の角煮焼き豚ラーメンみそ味が胃の上部に残っている。バイキングのお粥とベーコンが乗っかる。結構苦しく、また部屋に帰り、30分ほどひっくり返っていた。朝の吹雪は収まりお日さまもちょっとだけ顔を出し、お日さまも祝福する。
時間が近づき、起き出すと、いったん収まったかに見えた吹雪はまた、勢いをいや増し、元気に荒れ狂っている。いかにも北海道らしい祝福だ。
タクシーは一度間違った場所に着いてから、迂回してただし居場所に向かい、さらに正面玄関が見つからず、私たちは時ならぬ雪中行軍となってしまった。雪の高い壁に阻まれて、全く見通しが利かないためだ。たどり着いた時は見ない気を切らし、手を取りあって涙を流したと言う…話で気は早いが、連帯意識が生まれ、盛り上がる。
会場は立派な建物で、三ヶ所のブースを駆使して、「キックオフ」された。
基調講演は早川廣行塾長のお話は久しぶりにかぶり付きで聞かせていただいた。デジタルフォトの歴史、現状を見事にまとめた講演で、改めてなるほど!と感じさせられた。
あたしはその後、Bルームのセミナーを受けた。実は期待していなかったのだが(ごめんなさい)実に面白いセミナーであった。タイトルは、「デジタル社会におけるTVメディア」臼井さんのお話はテレビの現実、将来に対する作り手側からの鋭い継承であった。
その後は、あたしの救済不要のデジタルフォト撮影術。
さらにその後は阿部さんのハードウエアーに関するセミナー。
実はこれがヒントで、高速バッチ処理をする方法論がセミナー中に開発されたりもした。
最後は永嶋さんのセミナーを受けた。実はライトルームというAdobeRGBのソフトウェアを見たかったから。パブリックベータで公開されているのは知っていたのだが、このところあまりに忙しく、もしダウンロードすると絶対試したくなり、試すと必ず5時間は遊んでしまうのに違いがないので、このところはわざと敬遠していたのだ。でもせっかくだから、ここで知っておきたいなあ、と。