第1回「東京発 日本ファッション・ウィーク」のコシノヒロコのショーを見に行ってきた。仕事の関係で、招待券をいただいたのだ。せっかくの機会だからということで普段はあまり関係ない世界なのだが、神宮外苑まで出かけていき、プレス席に座らせてもらった。
皆さん、がっちり三脚、一脚を使用してF2.8固定の明るく大きなズームレンズを使用している。(お仕事だから当然か)撮影している。あたしはお遊びだったので、邪魔にならないところに立ち、VRレンズ(24~125mm)を手持ちでかまえた。「こいつトーシロだな」という目つきで見られたが、あたしには関係ないもん。どうせF値は4.5から5.6まで絞るんだし。VRで2~3段手ぶれを押さえられたら、F2.8と同じくらいだもん。
ショーは40分くらい続き、カードは4GB(圧縮RAWで撮影したので350カットくらい)を消費した。最初の数カットは全くエンジンが温まっておらず、(あたし自身、こういった撮影は普段はあまりしていないので)どうにもうまくいかない。おまけに感度テストをかねて行ったので、最初はISO100/F5.6で1/8位のシャッタースピードのため、まるでブレぶれ。いくらVRで手ぶれが止ってもこういった被写体ぶれは止めることができない。運に恵まれると、ダイナミックなものすごくいい写真を撮ることもできるけどね。あ、意図してそれを狙っている人もいるか…。
ISO200から、やっと止り出し、ISO 400で、1/30位が切れるようになり、結構まともに撮れるようになった。最後は3,600相当の感度まであげてみたが、これがなかなかよろしく、使えるようだ。いまの銀塩フィルムもかなりよくなっているのだろうけど、ここまではとれないんじゃないかな? テキスタイルの質感はともかく、光が当たった肌の質感は充分にでているようだ。シャッタースピードは1/250まで軽く上がる。1,600ならば1/125を維持できる。現場でここまで判断できるのもデジタルの強み。
回りはカード交換もせずにがんがん取っているんで多分JPEGなのだろう。これをRAWで撮影しているのは、暇なあたしくらい何も知れない。しかしこれは銀塩時代には考えられないことだね。
自宅に帰り、チェックしてみると、ISO100で撮影したものは、ホトンド全滅だった。運良く、きれいにぶれてくれたものが2~3カット。ISO400以上のものは、そこそこだった。さすがに320カットを全部現像するのを待つ気は無かったので、バッチ処理を動作させて今夜はお休みなさい。