17インチ角のセンサー

 島津製作所が高精細画像を広範囲で撮影できるフィルムレスのエックス線診断装置を発表した。しかも感度、解像度、共に従来よりも倍の数値を達成しているという。大きさは17インチ角のセンサーだという。つまり 43Cmの正方形。で…でかい!!いったいいくらするんだろう。
 しかし病院にとっては、廃液、後処理、感度、解像感、ランニングコスト等良いことづくめでフィルムを使い続ける理由が見当たらない。となると…これまで銀塩フィルムの巨大な市場として君臨していた病院関係のエックス線用フィルムがついに終局を迎えるようだ。写真の世界では民生機のフィルムはすでに逆転し、プロも東京ではすでに50%の比率になったデジタル化。ついにもう一つのアナログの牙城もこれでゆらぎ出すのだろう。
 このニュースを聞いた時、ああ、ついに全てがデジタルに変わっていくターニングポイントを迎えたのだな、と思った。
 4年前までは考えもつかなかった事だ。デジタル化の速度はさらに加速されていきそう。
 でもこれ、電塾で拝見したいと思うのは私だけ?
 写真機ではないけど、すごく気になる。
 さて、明日は待ちに待った大勉強会。私はキヤノンさんのブースにいるので、ぜひ声をかけてください。