前日の電塾で少し飲みすぎた私は今日はゆっくり寝ているつもりだッたのに早朝7時半ごろにけたたましいサイレンの音で目を覚ました。家のマンションの窓の下に消防車が集まっている。まだ寝ぼけたまま外にでるとあたしのマンションのすぐ裏から真っ黒な煙がモクモクと上がっている。正真正銘の火事だ。しかもそのすぐ表はガソリンスタンドなのだ。そう思うと結構怖い。
しばらくばかのように見ていたが、放水はなかなか始まらない。実は裏からも始まっていたのかもしれないが、マンホールを開け、ホースをつなぎ、さらに延長する様子を見ていると確かに動作はきびきびしているのだが、私が見ている側の放水が始まったのは消防車が集結してから約40分経った後。
ちょうど自宅用のデジカメはなく、携帯電話の画像ですいません。ちょっと汚いけど臨場感はあります。ちなみに右の端っこに写っているのが私が住んでいるマンションです。すでにこの時に日記に乗せる事を考えて写真を撮ってしまった自分が何だか情けない。
放水が始まった後も交通規制はなく、乗用車やトラックがホースを踏んで走っていく。1時間以上たってから交通規制が敷かれた。
燃えていたのは裏のメッキ工場。当然さまざまな薬品があり、煙の色がさまざまに変化する。どうも有毒ガスも発生しているようでその頃からやじ馬も整理させられ始めた。確かに何だか目が痛い
実はその会社の社長さんが家のマンションに住んでいるらしい。聞き取り調査などをされたりして、鎮火し始めた頃に自宅に帰る。解団式を行い最後にかんかんという音を残して、彼らが帰っていくころはすでに4時間を経過していた。
お昼のニュースでこの映像が流され、7件まで延焼したと聞いて驚いた。いやいや、凄いもので、あの火と放水の後は何も使い物にならないだろうと思う。改めて火事は怖いとおもう。
今日はその後エアコンのクレーム交換があったりして何だかゆっくりできなかった。
私の友人に作曲をなりわいにしている梶という男がいる。
学生時代、いろんなばかな事をしたが、こんな事があった。
いつものようにばか飲みした彼は、当時いつも集まっていたマンションに帰ってきた後、119板に電話をかけ、
「梶です」
と言ってそのまま寝てしまった事がある。電話は逆探知され、
「火事はどこですか!」
とせっぱ詰まった声がかかってきた。
その前のいきさつを知らない私達はおちついて
「梶は此処です」
と答えた。
「どんな様子ですか?」
「寝てます」
「ふざけないでください!」
「いや、確かに梶は6畳間で酔っぱらって寝てます」
「?…」
よいこの皆さんはマネしてはいけません。
お後がよろしいようで…。