一年半ぶりに関西電塾にお伺いした。今回は、きれいなRGBデータとは何か、を根掘り葉掘り、阿部さんのように重箱の隅をつつき回すようにやろうと6~9時間分のプログラムを用意してお伺いした所、シンボリックコントロールさんのピクチャーラボやNEC三菱電機ビジュアルシステムズ株式会社 さんのRDF225WGというAdobe RGB色域をカバーするディスプレイの紹介があり、3時間ほどのセミナーになってしまった。
しかし、ピクチャーラボはPhotoshop と並んで完全にカーマネージメント対応のソフトであり、よい意味での無個性のソフトだと思われる。仕上がりが「標準的なの」を目指したところ、フェーズワン社の仕上がりに近似した、というのもなかなか面白い。また、汎用ソフトの割りには独自のファイル形式を持ち、どんなRAWデータでも自信のファイル形式に変換し、現像パラメーターを保持してRAW のまま再保存が出来るという特徴を持っていてこれは評価できる。もちろん、RAWからの書き出しにも自信を持っていて、他の汎用ソフトにけっして負けない仕上がり、直接エプソンのプリンタにCMSを適用させて描き出し出来るなどのアドバンテージも持っている。
また、RDF225WGも初めてこのディスプレイを見た方々にはショックだったようだ。実際にその場で撮影したデータをディスプレイに写し、DDCP(ファイナルプルーフ)で出力するという、離れ業をやってのけていた。実は今回は富士写真フィルムさんの会場をお借りして行ったので、そんなことまで出来るのだった。
私は話したりなかったのか、二次会でしゃべりまくり、声が嗄れてしまい、タンタカタンという青じそ焼酎ですっかり記憶がどこかえ行ってしまった。今日は大阪に一泊なので安心していた所為だろうか?昨日に40ページの原稿を仕上げてしまう事が出来たからだろうか?