どこでも補助光”


地下鉄の検査場のロケがあったが、どう算段しても(つまり予算と当社の事情、その日、その時に人員を割けないという)一人で撮影に行かなければならなかった。撮影自体はデジタルの恩恵でさほどに難しくは無いのだが、広い場所を一人で移動しなくてはならないのが頭痛の種だ。そこで一計を案じた。荷物運びに使用している台車にスタンドとストロボをくくりつけ“どこでも補助光”を作ってみたところかなり具合が良い。これをもう少し機能的に進化させた台車って誰か作ってくれないかな? もっとも、全てエレベーターが使え、スロープがある事が条件になる。(今回のロケ地はまさしくそういった場所だったのだ。)おかげで二日のロケを一人で170カット取りきり、現場で基本処理を終わらせてしまった。必要は発明の母?