AdobeRGB、sRGB論争

どさ回りのように新潟、東京、東京、仙台、東京とセミナーを続けてきた(セミナーこそしなかったが、途中に韓国行きも重なり)が、やっとここに来て一段落した。歯の痛みも治まり(でもまだ抜けてはいない。大学病院まで出向いて抜歯しなくてはいけないそうだ)とおもったら今度はハイデルさんのセミナーでのあたしの発言がトリガーとなって sRGB、AdobeRGB論争に火がついてしまったようだ。(この一件については前回の日記に書いておいたので読みたい方は、2/6の分を参照してくださいませ。)

問題はどちらのカラースペースを使うべきか、という本道とは少し違うところで論争されている。本道は“この際皆さんカラーマネージメントに乗っ取ってお仕事をしましょう”という事なのだが、どうもカラースペースも一つに決めないと迷うという意見が多数を占めているようだ。(これって結局「あたしはカラマネなんて理解もしたくないから具体的にどのスイッチを入れればいいのかその方法だけを教えて」、って言っているような物だと思う)

あたしの期待した形ではない論争なのだが、この際徹底的にやり合ってウミを出し切ってしまったほうがいいのかもしれない。さまざまな立場から、これが良い、という意見を聞けたら、そしてその根底にカラーマネージメントにのっとって、という但し書きが付いてきてくれたら良いなと思うのです。どういうところに落ち着くやら?

入稿形式はCMYKかRGBか、ってところでRGBに落ち着いたと思ったら、今度はRGBでもそれはsRGBか AdobeRGBか、ってところに焦点が移っちゃった。ある意味順当な順番ではあるけれども。個人的には印刷原稿としての入稿形式であれば、 AdobeRGBだろうと思う。ただし sRGBの入稿はどんなところから来るやもしれず、それにそっぽを向かず、正しく受け取ろう、というところで落ち着いてくれる事を願うばかり。

自分なりに整理してみた物を電塾のFree BBSに書き込みましたので、ご興味のある方はそちらも見てくださいませ。前回の日記に書いた事と重複している部分はありますけど。